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2006年7月22日 (土)

本屋さんの日曜講座3回目

本屋に学ぶ講座 経穴篇&体作り篇 

土曜日のシュガイザー先生の『皆伝入江流鍼術』講義と連ちゃんで行われた本屋さんの講義。
前日講義の後、シュガイザー先生&『臨床鍼灸古典全書』全69冊御買い上げ鍼灸師(この先生は本屋さん宅に一週間滞在中)とともに、本屋さん宅で朝迄、御話&仕事してたみたいです。シュガイザー先生は七時台の「のぞみ」で名古屋の南山大学へ打ち合わせに、当然のように本屋さんも一睡もせず講義が始まりました。
「経絡経穴講座」では、配られる資料が毎回あるのですが、所謂経絡経穴関係のレジュメと一緒に、一見全く無関係な資料が紹介されるのが本屋さんの面白さの一つです。 
今回は「けんこう仮面」(by唐沢なおき)。な、なんと漫画です(笑:お灸の漫画、笑えました。世間的に鍼灸ってこんな風に見られてるんだよって言いたかったそうです)。
それに(初心者用)『阿字観瞑想法』真言禅ともいわれる密教の瞑想法のやり方が書いてある資料です。漫画と真言宗っていうこのアンバランスさがまた……(笑)。
何故、『阿字観瞑想法』が出て来たかと申しますと、前日のシュガイザー先生の講義で、「五大」「五体身分」と言ったような話が出ました。そして、中国では五行色体といったものをそれほど使わない、という話との関連して、日本では「阿」字を分解して、五官(五行色体)へと繋がる展開というものがあったことを教わりました。そこで本屋さんは参加者へのサービスも含めて、「阿字を分解」ってどう分解して、どう展開するか分かる?だいたい「阿字」って梵字知ってる? 
 ……ということで「阿字観瞑想法」。
梵字の説明や、お墓に立っている卒塔婆の形が五輪塔と一緒の切り込みだって言う話から(本屋さんはこんなことみんな知ってるだろうからって言ってたけどそうかなあ?)、お墓に書いてある梵字の説明、「阿字観瞑想法」の中から一部マントラを交えて「淨三業」の部分を説明して下さいました。「一切諸法は自性清浄なるが故に我も亦自性清浄なり」という真言の意味を説明し(しかし本屋さんはなんでこんな事知ってるんだろうとワタシはいつも不思議に思うなり)、「清浄」の部分で『素問』の生気通天論の一説「蒼天之気清浄……」へと繋げるあたり、「僕は素問のこの部分だけしか覚えていないんですね」って確か一回目も『上古天真論』の一説(恬淡虚無真気従是)を挙げて言ってませんでしたっけ???  とにかく本屋さんが持って来てくれた古文書の梵字の「阿字」の一画それぞれの位置に五行&肝心脾肺腎が配当され、五輪塔との繋がりの説明を具体的に聞く事が出来て、なんだか世界観が一気に昔の「針立て」(シュガイザー先生風いいまわし)に近づけたような気分!  

更に、水滴形の話から火と水の統一、空海の「麼邇宝珠法」の話、ゾロアスター教のアフラマズダの話、二元論から、腎水心火の世界観、丘書機や馬丹陽といった北派全眞教にまつわる話……と一体どこか経絡経穴って思うかもしれませんが、これらが全てリンクしてるんですね、こうやって提示されると本屋さんがしつこくいう「世界観」っていう意味、その世界の大きさがちょっとは感じられてきますです。
で、そうこういいながらも一応(?)今回はきっちり、任脈(ついでに募穴と腎経の一部)をレジュメとともにやったです。

いつもの事ながら、お便り有り難うございます。因みに毎回感想文を講義後に回収しているわけではありません。あくまでも自主的な感想文です(笑)。
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日曜の寄金先生の経絡経穴講座、テンション高かったですね。募穴の使い方の説明、さっそく臨床で使わせてもらいました。
道教の説明についても、いろんな疑問が解けてすっきり。
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徹夜あけなのに、なぜか今までで一番明晰かつすっきりまとまった授業をされたという印象。
あと、わたしもおもうのですが、ひとりごとのように、ボソボソ話すとき、かなり面白かったり、大事なことを言ってる気がします。
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;(・ ・);(・ ・);(・ ・);(・ ・);(・ ・);(・ ・);(・ ・);(・ ・);(・ ・)
さて、午前の講義が終わった後は、鍼灸師の為の身体作りの講座。さすがに講義の始まる前の20分程は部屋の隅で寝ていたようです。始まりの時間が一分程過ぎ、あれえ、どうするのかなあ、声をかけようかなあと思っていたら、やおらガバッと立ち上がり、いきなり講義を始めまぴた。前回に引き続いて、身体を動かす時の注意点を幾つか、当たり前のように言われて当然のように聞こえる事なんでございますが、これがなかなか出来ないんですね。
横隔膜を使いこなし、胴体を構成している、鎖骨や肩甲骨や肋骨、胸骨といった部分をどうかつようするか……一年以上やっているワタシですが、未だに骨盤が立ち上がってくる感覚は何となく分るものの、脊椎を順番に動かしていく感覚が自分のものになりません。頭を先に動かしちゃう。 参加者それぞれの身体の動きが違うから、それぞれの人に一言二言注意点をアドバイスしながら順番に回っている本屋さんは、今回「存思」ということを強調しておりました。この辺り、石田秀実先生の本を読んどけ、って事なんでしょうけど。
実をいいますと、8月3日のシュガイザー先生のツボエクササイズ、 8月16日のニコイチの唯掌論ジョイントライブを経て、ワタシは本屋さんに、唯掌論継続練習のフォロー(→から散鍼の習得)へまでやって頂きたいと思っているのですね。現実にワタシは、関西の某専門学校の一年生が僅か半年でかなりのレベルの散鍼が出来るようになっているのを見ておりますし(ワタシは一年掛かったのに!)、既にかなりのノウハウが蓄積されている様子ですよ。
でも、本屋さんは「唯掌論システムは基本的にはシュガイザー先生のモノ」と称して教えたがらないのですが、「8月の二つのシュガイザー先生の講義を聴いた人」、っていう条件をクリアしている人限定っていう縛りがあれば、教えてくれてもいいんじゃないかと現在交渉中でございます。片手挿管を何百回やるより、観念論に満ちた弾入を何千回やるより、唯掌論は貴方達の手指を鍼灸チックにすること請け合いです。ちゃんとやればね。
もっとも、参加したいって言う人がいればの話なので、もし御希望の方は

「この指とまれ」 です。 数(世の中に必要!)で交渉っていうのもアリですから(笑)。
 

またもや感想文。

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午後のからだづくり、いろいろ指導や説明を聞いて、いままで自分でやってたことはなんだったんだ、という感じで、もう一度リセットする必要に迫られております。
まあ、ずっと続くんでしょうけど(笑)。
当日風邪で体調が劣悪だったのですが、異様な量の汗かいて、帰りの電車ではほぼ元通りの体調に。すっきり。
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「難しい〜」とキャッ、キャッ、言ってるお姉ちゃん達に「当たり前だ!!、この内容を教えて貰えるのを感謝して、黙ってやれ!」と言いたくなるのをグッとこらえて来月も参加させて頂きます(笑)。
しかし、わざわざ来てるだけあって、京都のピンクのTシャツを着てた人はよく練習して
きたんでしょうね、本当に感心します。
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余談ですが、寄金さんは年取ってくほど格好良くなるんだろな〜、カッコ良いジイ様にな
るんでしょうね。
そういう意味でも、希少ですよね(笑)。

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毒舌の割には案外寛大な事に気がつき始めている人もいるようですが、本屋さんのファンも増えているようですね(笑)

★★★なお、六然社の本は、 こちらの書店ウェブサイトから購入出来ます★★★

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