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2006年7月31日 (月)

食の本物志向

本屋さんは「僕はグルメじゃないから」と何でもお食べになりますが、そう言いつつ食に対しても相当の≪本物志向≫であります。

基本的に何でも召し上がる本屋さんですが、これは特別という食べ物が有ります。貢物が多い本屋さんですから、品名を書いてしまうと今後大変な事になりそうなので敢えて明記いたしませんが(笑)。この食べ物を便宜上≪A≫といたします。≪A≫は合成香料で再現されたた最低コンビニ製品から、上等なフレッシュまで幅広く世に存在し、特に夏場に日本人の舌を楽しませている食品です。一部の方は本屋さんが≪A≫に目が無いのをご存知ですから、≪A≫が使われているであろうパッケージを見ると、本屋さんのお顔が浮かぶようで事務所には≪A≫の絵が書かれたおやつが集まります。この前はビックウェ~ブが到来して、誰も彼もが≪A≫をお持込みラッシュ。たまたま遊びに来ていた本屋さんの一族の方が、事務所のテーブルの上にごっそりあった最低ランク≪A≫製品見るなり「全くセンスが無いねぇ。鍼灸師のクセに相手の価値観を読めないのかねぇ」とばっさり。一族ならではの黒い発言です。が、その後に続いた話に納得せざるを得ない。「こんなんじゃ、患者さんの心理なんて掴めないだろうね。」

先日、国内でも最高級の≪A≫も扱う有名なお店に立ち寄った時の事。本屋さんが御土産用に何かを買いまして、レジの順番待ちをしている最中に、最高級≪A≫を使用した保存食品を見つけたワタシは「おっ。これは、押さえねば!」と慌ててレジへそれを持って走りました。品物を見て一瞬目の端に喜びを浮かべた本屋さんですが、モノを手にするなりすかさず裏返して品質表示をチェック。「亜硫酸塩が入っているじゃないか。俺に漂白剤を食わせる気かっ!戻して来いっっ」とあっさり返却を命じられてしまいました・・・。例え、有名店の≪A≫という大看板を背負っても、本屋さんの本物志向のお眼鏡には掛からないのでありました。

このように、本屋さんの舌攻略法は難しい。しかし、珍しく本屋さんを唸らせた御仁がいらっしゃいました。京都在住のMさんです。本屋さんの舌に挑戦すべく京都から車を飛ばして大阪まで約一時間、≪抹茶ソフトクリーム≫で勝負に出ました。閉店間際に飛び込んだその店(本当は氷屋さんらしい)では、通常カキ氷を提供するはずの大きめ発砲スチロールカップに、うず高く盛られたソフトクリームの上からグリーンの抹茶がどっぷり掛とけられ、コーンフレークが飾り気なく散りばめられたその量は半端では無く、価格はなんと信じられない210円。現在六本木ヒルズ等で大流行のジェラードとは比較にもならない程、見た目も価格もB級もB級、C級と言ってもいいのではないかと思わせるシロモノです。「えぇ~こんなに食えん。3人分じゃん」とあっさり試合を放棄したワタシはアイス最中に変更。さて、売られたケンカは絶対に買う本屋さんがどんな反応を見せるのか、挑戦者の京都在住のMさんは最初のひと口を固唾を飲んで見守ります。「これはうまい!ちゃんとした抹茶を使っていやがる」と、どんどん口に運ぶ本屋さんを見て挑戦者のMさんはガッツポーズ。試合放棄したワタシもつまみ食いをさせて貰ってびっくり。お腹を壊してもいいかも、と思わせる絶品でした。

≪グルメじゃないけど、本物志向≫という本屋さんにピタッと合うのを見つけるのは本当に難しい、というかこちらが試されているという気にさえなります。因みに本屋さんは、甘いものよりしょっぱい煎餅派だそうです。そう言いつつ、コンビニでレジの横に「うっかり買ってしまえ」、とばかりに置かれているアメをかなりの確率で購入しています。「そんなにうるさいのに、何でそんな変なものいっぱい入ってそうなアメを買うんですかねぇ」と聞いてみたところ、「俺はこだわっている。合成着色料、保存剤が入っていないのをちゃんと見てるからね」と、ご本人のこだわりのレベルが他人からは分かりづらい本屋さんでありました。

余談ですが、シュガイザー先生のオフィシャルフードはサッポロポテト、オフィシャルドリンクはコーラです。とてもジャンキーな嗜好の御方だから気にしないかと踏んで過去2回程失敗しました。≪ワラビ餅とコーヒー≫、≪チーズケーキと緑茶≫でお出ししようとしたところ、「組み合わせが有りえない!」とお叱りを受けました。まだまだワタシも修行が足りません(笑)。

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