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2006年7月13日 (木)

黒忍者 「だし」を語る

以前にも書いたように、黒忍者は月に一回、一般向け健康講座で《みのもんた》に変身します。先月のちょっとタメになるお話は食品添加物でした。

参加者の多くは主婦層であり、毎日の食事の作り手であります。普段使っている調味料の原材料を知っているか、という黒忍者の問いに、殆どの方は「知らない」「値段しか見ない」と言ったありがちなお返事でありました。「やっぱりなぁ、たいていの主婦は値段しかみないよなぁ~」と思うワタシでありましたが、例えば醤油。原材料の表示の一番先に書かれているものが、材料の中で占める割合が一番多いということのようですが、脱脂大豆と丸大豆の大きな違いについて、黒忍者は語り始めました。続いて、みりん「風」調味料という名前のトリック。味の素を始めとした化学調味料、発泡酒、マーガリン、そして「白い麻薬」砂糖、へと次々と食べるべきではないアイテムを挙げていかれました。ちょっと食養をかじった人なら分かる程度の初歩的な処から話始めたのですが、一般の方はそういう視点が無かった為か、熱心に聞き入っていました。しかし、そうはいっても健康講座へ出席している方々だけあって、1/3の方がお味噌を自分で作った経験があるというのにはワタシは感激いたしました。でも、戦後という時代は、家庭の味を企業が奪っていった時代であると、また「おふくろの味」はすでに「袋の味」(レトルト食品)に変わりつつある現実を本屋さんが話しているのを聞いていて、ああ、少なくともそんな親に育てられなかったシアワセを感じたりもしたのでちた。

講座が終わってから帰ってみると、ふと事務所の本棚に『自然流「だし」読本』船瀬俊介著(農文協 ¥1330)という本があるのが眼に付きました。どうも黒忍者が編集に関わっているニオイを感じますです。にゃので、黒忍者のお話は素人に毛の生えたレベルじゃないのですよ。ご自身でキムチもお作りになるそうですが、その説明にも化学式が出てくるし。ムズカシイ。

事務所の本棚に黒忍者所有の本達は、多分、鍼灸師にとって(? 鍼灸に直接関係なくても)何かしら役に立つ物ばかりだとにらんでいる、今日この頃のワタシなのですが、この本もとても素晴らしい本です。この価格にしてすごい情報量。化学調味料との比較データー、味覚が落ちる背景を生理学的に解説(アミノ酸飲料を飲んだって意味ないじゃんってこととかも)、ほんものの「だし」素材の伝統的な生産法、入手経路、お料理レシピまでたっぷり載っています。読むうちに、かつお節、昆布、干ししいたけの常備「濃縮だし」を作らねば!!といやる気満々になってきます。

ワタシは学生時代に自然食品を扱うお店でバイトをしていたのですが、そこのオーナーも「調味料だけはイイモノにしなさい!毎日せっせと取り続けるモノだから」と強く勧めていました。日本に根付くダシの文化、それを大事にしなさいと。黒忍者も言っていることは同じです。というか、もっと具体的かつ理論的に語ります。

実際に黒忍者のご家庭には化学調味料も白砂糖もなく、料理の度に毎回鰹節を削って「だし」をとるそうです。これは忍者のおこちゃまのお仕事だそうです。情操教育満載です。聞けば黒忍者の奥様も小さい頃毎朝削るのお仕事だったとか。……が比べて、我が家では昨年のリフォーム時に削り器を捨てた経緯があります(泪)。「いいなぁ~、美味しいんだろうなぁ」とかなり物欲しげにワタシがしていたのでしょう、この講座が終わって数日後、事務所にも鰹節セット(削り器と鰹節)がやってきました!削り方を習い、背節と腹節の違いも教わりました。因みに黒忍者のお好みは「どちらかというと腹節」 だそうです。黒忍者のお友達には結構影響を受けて取り入れている人もいるようで、そういえば、お友達の一人が2つあるからと、「削り器レンタル」を申し出てくださったこともありましたっけ。広がる「だし」の輪ですねぇ。 黒忍者は事務所で自炊するワタシを見て、昆布も持って来てくれたんですが、昆布一つとっても、日高、利尻、羅臼とそれぞれ微妙に違いがあるそうなんですね。やっぱり料理人になろうと一度は考えた人は違いますねえ。 そういうわけで、土鍋《かまどさん》で炊くご飯と、昆布とせっせと削った鰹節でとった「だし」のお味噌汁を頂くと、本当におかずは要らないなぁと思うワタシでありました。

おまけ。経済的にも鰹節パックを買うよりも、削る方が圧倒的にお安いそうです。「計算した!」と黒忍者が自信をもって言っています(笑)。ゴミも出ないし。

きっと上記の本が欲しいという方も多数いらっしゃると思いますので、限定30冊注文しておきました。近々行われる勉強会でお持ちしますね~。

★★★なお、六然社の本は、 こちらの書店ウェブサイトから購入出来ます★★★

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また,Firefoxのアドレスバーは,キーワードを入力した場合は"I'm Feeling Lucky"と同じ結果を返すので,Firefoxのアドレスバーに直接"六然社"と入力すると,上記と同様の結果をが得られます(WindowsXPで確認,Mac版,Linux版FFは不明)。
関係者に口頭で自社書籍を案内する場合は,こういった説明も簡単で良いかも知れません。

投稿: 何若基 | 2006年7月21日 (金) 21時20分

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