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2006年8月 4日 (金)

7・29,30 本屋さん講義 in京都

学生交流会主催の勉強会が週末開かれました。前回に引き続き≪奇経≫のお話です。

といっても、やっぱりなかなか奇経の話が出てきません(笑)。今回は講義の後に巨鍼と散鍼の実技披露と体験の時間があったこともあり、最初に散鍼流派のお話を。『鍼灸の挑戦』の本の中に、本屋さんの散鍼は「井上式の」と紹介されていますが、この経緯を細かく説明されました。駿河流→大阪の藤井家へ。但し、臨床で使いこなしていたのはココで働いていらした中村さんという女性のだったそう。この中村さんから習った井上恵理先生の名前が有名になり、≪井上流散鍼≫と現在定着しているそうです。そして、シュガイザー先生が習った井上流散鍼を本屋さんが習ったので、井上流と肩書きが付けられている模様。本屋さんとしては、〇〇流というのは名乗った瞬間から一人歩きする怖さを孕むと言いたかった模様です。言ったモン勝ちってことでしょうか。

今回は学生交流会ですから、殆どが学生さんです。関西ですから、本屋さんのお話を聞くのも初めてという学生さんも多く、こうなるとやはり「鍼灸学校は可と不可しかない」というお話が始まるのでした。また、鍼灸師をすし職人に分かりやすく例え、接骨院で働く鍼灸師の多くは虚しいスイッチマンでしかなく、回転寿司同様、いかに患者を回すかがポイントになる現実を理解していますか?と。

サブタイトルが「学校で教えてくれない・・・」と付いていますから、ダメダメ教員の特徴を列挙。①鍼灸学校の教員は日本で唯一高卒でなれる教職。②その後2年間の専攻科へ進むだけで試験なしで教員資格が取れる。③就任時から臨床応用実技を教えている無謀なカリキュラムの学校も実際にあったそう。どうして、応用ができるの??

①、②については学歴が無いことを指しているのではありません。学問として取り組む姿勢が感じられない、つまり勉強、鍼灸が好きではない人間が多いのだそうです。安定収入を選んで教員をやっているタイプの教員から出てくるものは熱意がありませんし、自分が面白いと思っているわけじゃないので授業自体が面白くないに違いない、と。本当に鍼灸を面白いと思ってやってらっしゃる先生方とは全然違いますよね。六然社から出ている本の先生方は、夫々自分の鍼灸の世界観を確立してきた先生です。ですから、学校の教員の極々小さい鍼灸の世界が全てだと思わないで欲しいと思って、本屋をやってらっしゃるようですよ。

さて、皆さまの学校に「素晴らしい、出会えて良かった」と思える教員がいたとしたら、それこそが奇跡に近い現実なのです。全国の専門学校を通して見ると、確率的には素晴らしい先生に出会う方が断然低いそうです。新設校の悲惨さばかりを耳にしますが、自称伝統校だってしがらみから逃れられない自縛的限界があるんじゃないですかねぇ。

本屋さんが学生だった20年前は≪デストロイヤー≫と呼ぶ人もいたそうで、何年間にも渡って自分のノートを黒板に書き移すだけの授業を平気でやる教員、教科書を「皆さんで読んでみましょう」と読み上げるだけの手抜き授業をする教員等、オームの法則も知らずに電気について語る講師など、数人を糾弾、そのうち3.5人位はお辞め頂いたとか。シュガイザー先生もそうですが、普通の教員では考えもしないだろうサービス精神を発揮していらっしゃいます。講師の報酬を学生一人一人がどれくらい支払っているのかを計算した所、レンタルビデオ一本ぐらい。「だから、レンタルビデオ一本分の感動を与えないとイケナイ」と頑張ってるそうでございます。まぁ『コアラ課長』というようなマニアックなB級作品から超大作まで色々ありますから、どこに標準を合わせて「感動」を与えるのかは難しいかな??でも、終ったあとの参加者のお顔を見ていると、超大作をメイキングシーン込みで見せて貰って得しちゃった、みたいな満足感を出してましたねぇ。

『新日本鍼灸楽会草紙』に出てくる、覆面座談会のイニシャルトークを実名報道(ディスポの鍼を使い回していたO先生とか、食も女も食い逃げのO先生とか、毎学年の女生徒を毒牙にかけてるT先生とか……)。皆さん学生さんだから、「えぇ、あの有名な先生が・・・」と一様に衝撃を受けておられた様子。「有名だから偉いんだ、すごいんだ」と思い描き易いのが我々日本人の欠点でありますが、その人物のいろんな面を知っておくのは大切な事です。それも含めて師事するのがいいじゃないかっていうのが本屋さんの意見です。よく誤解されますが、決して相手を馬鹿にしているわけじゃなく、正々堂々と面と向かっているって態度をお分かり頂けない模様。相手が視線を合わせずに逃げ腰になっているので、傍から見ると一方的に攻撃(口撃)している図になるみたいですね。伝統鍼灸学会や全日本鍼灸学会で販売禁止が通達された理由が正式に『全日本鍼灸学会雑誌』の紙面に掲載されていましたが、なんと「表紙が似ていて紛らわしく、間違って購入されると迷惑が掛かるから」という、参加者に対しての気の効いた配慮だったそうですよ(笑)。随分とまた親切ですねぇ。でも、先ず、誰に(どこに)迷惑がかかるというのでしょう?  買った人?  学会?  六然社? 論旨が曖昧すぎますねえ。 だいたい、『全日本鍼灸学会雑誌』って小売りしてないのに(笑)。 つい最近も「あの禁書はいったい何処で買えるのでしょうか? 」 という質問がありました。 『新日本鍼灸楽会草紙』は、     ここでも    ここでも    ここでも   ここでも 購入出来ます(笑)!

そういえば長野先生が返金した7万円が全日本鍼灸学会の会計報告に全く計上されていないのは一体何故?  もしかして闇から闇へ? それとも例によって誰かさんが着服?  そういえばシュガイザー先生が以前、素晴らしい替え歌を歌って下さいました。 デビルマンの替え歌でした。……♪誰も知らない知られちゃいけな〜い。 使い込んだの誰なの〜か〜、誰も触れない、知られちゃいけない〜、使い込んだの誰なのか〜、今日もどこかで◯●× 今日もどこかで ◯●×〜♪ってね(笑)。

こんなことを書いていたら、たった今『新日本鍼灸楽会草紙』の電話注文が来ましたよ(笑)。話が横道にそれてばっかりですが、もっとイイコトいっぱい言っていたんですよ。長くなりましたので、詳細は割愛させて頂きますが(笑)、前回より詳しく李時珍についてと道教について、『周易参同契』の紹介、気口九道の脈と奇経の関係、身体の三陰三陽のつなぎ目としての陰・陽蹻脉、陰・陽維脈、中心としての衝脈、一番大事な力の伝達経路としての陰蹻脈etc、etc、普通では絶対見れない某先生のマル秘ノートを回覧。それから、「姿勢を正しく力は入れずに」とか、散鍼を殆どの受講生へ実際にやってみせならがら、皮膚への触り方や鍼の出す長さと皮膚の状態の関係といった注意点。更に、希望者に巨鍼迄、ついでに具合悪い人や悪くなっちゃった人にはお灸でアフターケア。

翌日もパッと絵を書いて奇経の説明を終了。8月3日の長野先生のツボエクササイズでの奇経の話とリンクさせると、どう捉えれば良いのかって随分分かった気がします。ご両人とも説明時間は「短すぎるよぉ~」っていう一瞬でしたが、実はコアになる部分をしっかり言っていましたねぇ。あれで十分、あとは自分で勉強しなきゃってきにさせられた時間でございました。早速本を読み始めました。聞き逃せないわけでございます。

もっと沢山あるんですけど。詳しくは追々。《学生交流会のささやき》ブログにも載るでしょうから、そちらもご覧下さい。ってまるなげ〜

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