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2006年8月 9日 (水)

8月3日 ツボエクササイズ講座 感想

ツボエクササイズDVD発売を記念し、8月3日に実用講座が開かれました。NHK 教育テレビで放送されていたものがDVDに収まり、これでいつでも見ることができるようになりましたです。再放送も結構やっているようですが、長野先生には事前連絡がないようで「先生、見ましたよ!」って患者さんから教えてもらうケースが圧倒的に多いそうです(笑)。

この日の先生は、テレビ放送と同じユニホームを着用されていたのをお気付きになりましたか??会場へ出かける前に「ちゃんと持ってきました」と事務所で教えてくださいました(笑)。ここら辺、サービス精神の旺盛さが垣間見られます。因みに、多賀大社フォーラムの前座ではシュガイザーヘルメットを着用して、『新日本鍼灸学会草紙』の表紙のポーズを決めてくださる予定だそうです。これは是非とも見たいデス。なので、東京からの出発チームは①深夜バス、②始発新幹線、③前泊と覚悟を決めてお出かけ下さいませ。

さてさて、既にツボエクササイズは2冊の本が出ておりますが、実はナカナカ手に入らない代物(特にvol. 1)と化しております。どうにかかき集めて25冊ずつ販売しておりましたが、あっという間に完売でした。あの場で手に入れた人はとてもラッキーだったのでございます。

ツボエクササイズを考えられた経緯などもご説明頂いて、いよいよ実地訓練へ。《朝ツボ体操》、《昼ツボ体操》、《夜ツボ体操》の中から、《朝ツボ体操》を中心にご紹介くださいました。それにしても、良く考えられています。「気血水を整える」というテーマの裏にある東洋医学の世界観がこれまた面白かった。陰陽五行説、色体ちゃんを受講されている方には復習にもなりましたが、天地の気が人体に対してどういう方向性で作用するのか、経絡と臓腑の関係から一日の血の流れを抽象的な図で表現、色体ちゃんの中からは《肝ちゃん》の作用を説明されました。「肝臓の血は出不精」という一言なんて、なるほどぉと思っちゃいます。

それから、《美しい 腹の割合 八対五 向上身の 傘差し行かん》の解説。猫背は背中が丸まってしまった印象ばかりが強いですが、お腹の傘が閉じてしまっているものと考えると臨床の幅も広がります。普段の姿勢でも、ついつい季肋部が折れがちになってしまいますが、八対五のバランスを維持する心がけで随分と変わると実感しています。まぁ、この時に背中をそらさず、脊中起立筋をフリーにするとか、骨盤の位置だとか、鎖骨と胸骨の位置関係、胸鎖乳突筋をどうするなどなど、注意点は沢山あるのではないかなぁと、日頃、本屋さんの身体作りを習っている者としては連想ゲームのように繋がっていく楽しさがございます。講義の度に、長野先生や本屋さんに教えていただいている《世界観》がリンクし広がっていきます。今回の「お腹に傘を差しましょう」を切り口に考えると、上焦、中焦の容器が狭まることで出る多くの症状を、患者さんが自分で治していくきっかけになるんだなぁと理解できまぴた。容器が圧縮される方向性を考えると自然とどういった症状が出るのかといった部分が出てきますね。素人さん向けに考えられた内容ではありますが、考えた人がシュガイザー先生ですから、DVD、テキストを読み込んでいくと鋭い視点が随所にちりばめられている事に気付いてまいります。ただ、今まではざ~っと見ていただけでしたが、解説を聞いてみて「そうか!」というすごい発見がありました。って、私が存在をど忘れていた内蔵の配置でした。恥ずかしいので書きませんけど。。。

サブタイトル 維踵論ゆいしょうろん(長野奇経理論)の説明もございましたね。足から起こる奇経、維脈&蹻脈の走行について非常に重要なヒントを頂きまして、ただ今手近にあった『肉単』、『骨単』をシゲシゲと眺めて確認中です。ただ、動的な視点であるのでこの本じゃ、ちぃとも用が足りません。今まで奇経の走行図を見ても、「何で奇経って作られたんだろう?」と、サッパリ分からないことを理由に存在を無視してまいりましたが(笑)、体表に線をいくら引いてみてもナンセンスだなって事が分かって大収穫でした。キーワードは出してもらったので、後は自分で勉強しなさいという事でせう。

そうそう、鍼灸師には欠かせない、上半身を決定的にほぐす体操を教えて下さった際に、本屋さんからダメだしが出ましたね。いつも考えさせられるのは、「適当にやるなら、やらない方がマシ」という視点です。体を中から開いてゆくのですから、結構大変な動きなのですが、角度が違えば全違うわけですねぇ。ワタシの体はその軌道に乗りきれない硬さを十分に持ち合わせておりますが、本屋さんの言わんとすることは身に沁みました。

今回の講座を終えて思うのは、やはり《正しい姿勢》っていうのは本当に大切なんですね。『「赤ちゃん」の進化学』西原克成著 日本教文社 1333円  にも書いてありましたが、「小さい頃のしつけとは、身体の正しい使い方を身に付けさせるためである」という内容を思い出しました。明治生まれぐらいまでの日本人の身体の使い方って、すごい理に適っているんだなぁと改めて実感。健康作りはサプリメントを飲むような受動的なものじゃなくって、能動的に体を動かしながら産み出すものなんでしょうねぇ。本屋さんは治療の際に患者さんから「これから何を注意していけば良いですか?」といった質問には、必ず「身体を動かす事を厭わないで下さい。なるべく歩いてください」と片付けています。余談ですが、この数日徹夜状態で目の下にたっぷり太ったクマちゃんをスクスクと育ていた本屋さんですが、武術の稽古を終えて帰ってきたお顔からは黒ずみは消えませんでしたが、クマちゃんはすっかり消えていました。こんな状態でよく稽古に行くよなぁ、寝た方がいいんじゃないのと思うわけでございますが、着ているものがビチャビチャになるくらいの相当量の汗をかくことも秘儀の一つのようです。

さてさて、参加された皆さん、お持ち帰りになったDVDはご覧になりましたか??待合室で掛けっぱなしにしておく、というアイデアを仰っていた先生もいましたです。一回5分ですからね。座ったままでできる運動ですから、待っている間にやってもらえますし。ここでですね、本屋さんが言う「患者さんが勝手に誤解をする関係者」を気取ると楽しいかもしれませんよ。流している映像の横にDVDをまとめて10枚ぐらい(厚みが必要)置いておくと、「先生、このツボエクササイズと関係があるんですか?」と聞かれること請け合いです。六然社には在庫がございますのでお早めにお声をお掛け下さいませ(笑)。

さて、恒例の感想文。

昨日はありがとうございました。

寄金さんのワンポイント注意などもあり内容の濃い勉強会でした。長野先生の予告通り翌日筋肉痛きました。16日も楽しみです!

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本日はすばらしい会に参加させていただきまして本当にありがとうございました。
長野先生の唯掌論に触れたのは今日がはじめてでしたが、4月に○○校に入学してから、前期を通じて、

自分の体作りについて気になっていた所でしたので、とっても良い経験になりました。

16日の講義には残念ながら参加できませんが、本日教えていただいた事を元に、継続して練習をつんで行きた

いと思います。良い機会をお与えくださり、本当にありがとうございました。また機会がございましたら、参加させていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

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今日は黒忍者のダメ出しが効きました。

ではまた、よろしくお願いします。

 

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