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2006年11月29日 (水)

ただ今本屋さんは海外出張中~。鍼とは全然関係ないお仕事らしい。昨日、事務所に電話機のナンバーディスプレイ<表示圏外>から「何か問題はないですか?」と一応社長らしく電話を下さった(笑)。

今日は本屋さんの患者さんでもある、数件先の歯医者さんのお話。ワタシもお世話になってかれこれ1年近くになる。思い起こせば去年の今頃、とっても硬くて素朴な、大好きだった自然食品のビスケットを食べていた時のことだった。左右の下の歯に激痛が走った。しばらく顎を開けられない・・・。何があったんだろう・・・と恐々口を開けてみたが異変は無い。「無かったことにしよう」と、そのまま硬いビスケットを食べ終えた。それから数ヶ月後、食事中に同様の激痛が走り、口を開けると歯が欠けている。おぉ・・・あの時の激痛はひびが入ったのであったのか!と、合点がいき妙に爽快感が出たのもつかの間、下歯の両方ともひびが入るほど、あのビスケットは硬いのかぁと驚いたものだった。

歯が欠けたまま国試に望むのも気分的に嫌だったので、本屋さんに紹介してもらって治療に通い始めた。この歯医者さんは歯だけを見るのではなく、身体全体の構造から歯の治療をしてくれる、とても頼りになる先生だ。「顎が開かない患者さんがいて治療が出来ない」と急遽呼ばれて本屋さんが駆けつけたこともあったなぁ。色々と模型を使って歯並びのことや頚椎との関係だとかを教えてくれてありがたい。治療イスに乗るときも、「頚椎の安定する所に頭を置いてね」とマニアック。そんな先生なので、ワタシもつい「先生、歯に物が入りやすい周期ってありませんか?歯並びがゆるんでいる周期がある気がする・・・」という質問を投げかけてしまう。だが、先生は<我が意を得たり>とばかりに大いに頷き「あります!下顎が首肩の緊張や噛み締めで後ろに下がっている時期は歯が詰まっていきます・・・」等と教えてくれた。内側翼突筋のマッサージをすると歯茎の腫れが引くのも習ったので、たまにまだ残っている親知らず付近が腫れた時にはやってみると、次の日には腫れが引いているから面白い。なので、まだ抜いていない(笑)。

結局治療は欠けた歯だけに留まらず、全部の被せたものを取ってやり直すという大作業になった。銀歯を外してみると、茶色く溶けた部分が出てきて見せてくれる(笑)。うへぇ~。虫歯が中から進んでいたため、硬いものを咬んだ瞬間に割れてしまったのだ。全部で9箇所やり直し。素材にも拘っている歯医者さんの力説に納得し、セラミックと金で頼んだ所、すごい金額になってしまってびっくりしたが、<養生オタク>としては正しい選択として自己満足している(笑)。

この一年、常に仮詰めの歯が何処かにある状態だったので、硬いものが結構苦手である。だが、よくよく考えてみると仮詰めのせいだけじゃない気もし、この年にして、もうこんなに咬めないのか・・・と、シュガイザー先生の色体ちゃんの校正中にあった「腎が衰えてきて歯が抜けたら、入れ歯をしてまで硬いものを食べる必要は無いのだ。」というくだりが胸に堪えた。そのことを、心の呟きとして歯医者さんに言ってみると「アナタは硬いものを食べてきてないでしょ。だからそういう歯じゃないだけ。自分にあったものを食べるように歯が出来ているんだから気にしなくていいんだよ。ムリして硬いものを食べなくていいから」と、意表をつく回答を得て心強くなったものだ。母親にその話をすると、「そうねぇ、野菜ばっか食べさせたわねぇ」と言っていた。

そもそもなんで、硬いものが「きびしぃ・・・」と思うようになったかと言えば、六然社に入ってからかもしれない。本屋さんは非常に強健な歯をお持ちなので、がりがり咬むものが大好きだ。梅干を食べるとずっと種を口の中に入れている。人間も頬袋を鍛えられるのだ!と言っていた。口に入れてから半日以上経ってから、突然がりがりと音が聞こえ「おぉ、まだ口に入っていたのか!!」とびっくりすることもしばしばである(笑)。

そんなわけで、歯医者さんは虫歯だけを治療するのではなく、歯を通してその人が好む食べ物だったり、精神状態、身体のクセから来るゆがみナドナド、人間丸ごと一個を見ているのであって、我々の仕事と似ているなぁと思うのであった。実際、本屋さんとこの歯医者さんは、ある患者さんの治療を今風に言うと<コラボ>しているし(笑)。専門家同士ってすごいなぁ。早くスペシャリストといえる自分になってみたいものである。

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