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2007年1月

2007年1月31日 (水)

福岡のご報告

 1月28日、初の福岡での講演が大盛況のうちに終了いたしました。レベル3氏が率いる長春会のネットワークにより、大勢の方に来ていただきました。当初は、「福岡に来て美味しいものでも食べながらお話してくださいよ」という、少人数のような雰囲気だったのですが、いざ蓋を開けてみると70名以上がお申し込みくださったのでした。

 テーマは本屋さんの「治療院繁栄の秘訣」。しかも、※既に繁栄されている方お断り!となっているのにも関わらず、ゴルゴ36先生が何故かいた・・・・(笑)。学生は意外と少なく20人にも満たない程度で、大半は卒後数年の迷える鍼灸師と本屋さんファン(探りを入れにきた隠密;笑)で占められたのでありました。

 本屋さんの語り口調は絶好調。お陰で本の売り上げも絶好調。こんなに売れることは珍しい(笑)。学会などに出店しても本って殆ど動かないのだなぁというのが分かってきたのですが(和方鍼灸友の会の面々は勉強家が多いですが、それは異例らしいです。多賀大社フォーラムは100人あまりで3000人以上が集まる全日本鍼灸学会以上の売り上げを毎年記録するって某中国書専門店さんが言ってました)、まあ、でもこうやって本屋さんのお話を直接聞くとつい買いたくなってしまうのが『新日本鍼灸楽会草紙』なのでせう(笑)。先日の東洋はり医学会でのニコイチライブでも持って行ったこの本は飛ぶように売切れました(<<こちら>>もご参照下さい)。「こうやって全国行脚するのもいいねぇ。各地方で呼んでくれないかなぁ」と呟くワタシ。

 「治療院繁栄の秘訣」というテーマだけあって、《お金の動き》を中心にお話されました。全然商売っ気がない本屋さんが出発前日に書き上げたレジメは「誰が作ったんですか?」と思わず聞いてしまったほど、お金にまつわるキーワードがずらり。「これだけ書けるのになんで経営に生かさないのかなぁ・・・」とびっくりしたのが本音です。 殆ど何処かの経営セミナーみたい(笑)。 このレジメにカラーグラフを付け、詳細に文章を載せて、キンコーズで立派な製本をしたら、巷でよくある一回数万円の経営セミナーが十分開けるじゃんと思った次第です。

 世の中のお金が、どうやって生まれて(ドンドン外国紙幣を刷っているどこかの国は別として)、流れて、自分の元に辿り着くのか・・・という話の枝葉に鍼灸業界の悲しい人々の実情が盛り込まれていました。某先生のHPでも『タイトルこそよくある経営学講座のようですが、中身はさにあらず。鍼灸師という仕事をする上での覚悟、必要条件(人柄やセンスなど)を、私が学生だったらマジで仕事を考え直すだろう厳しさ(でもそれが掛け値なしの現実でもあるのですが)で話されました。』と紹介されていました。本屋さんファンにとっては「待ってました!」のお話も、初めて聞く方にはちょっぴり刺激的過ぎたきらいもあり、出席者のお話を聞いた方から事務局へお電話が入った模様です(「営業妨害」だとか、「学生が不安になる」とかの御意見だったそうですが、事務局のレベル3さんが「だったら今度皆の前で話して下さい」といっても受けてくれなかったとの事です。本屋さん曰く「だってホントの事だから(笑)、それに学校なのに営業っておかしくない?」意味はよくわかりませんが「電話してきた人が前の学校であった事ばらすぞ!」ともいってまぴた)。ま、ともあれ、地方の反響はすごいですねぇ。 直接本屋さんに話すのは畏れ多いのか(笑)、「いやあ面白かったです!!」と、売り子のワタシにお声を掛けてくださった方々の多かったこと。有り難うございました。今度は本屋さんに直接話しかけて下さいね。壁の内側に入れた方には意外に気さくで親切ですよ。

 どこかの研究会のキャッチコピーだそうですが「鍼灸やってベンツに乗ろう!」というのが成功だと思うようなら辞めた方がいいですと言っていました。治療を通して自分が豊かになられるのが成功であって、なんでベンツなんだろう??と首を傾げていました。そういえば、鍼灸保険適用の話をしに学校へいらした先生も「ベンツ」を掲げていましたから、「ベンツ」は成功の代名詞なのでしょう。……そう言っている本屋さんは「ドカティ」に乗っています。2年程前乗っていたバイクが盗難に遇われた際、お友達一味がお金を集めて買ってくれたバイクだそうです。その一味の一部と親玉をワタクシも知っていますが、今時あり得ない美談です。殆どワラシベ長者状態ですね。これこそ繁栄の秘訣では(笑)。

 午後は「散鍼から巨針まで」の実技公開でした。ベット2台を並べ、巨針を体験したい方を募り、散鍼も全身パターンをご披露されていました。「ゴルゴ36先生がいる以上本来自分の出る幕ではない」と本屋さんは挨拶の時に言っていましたが、ゴルゴ36先生に暖かく見守られながら、実技をこなしていきました。 実は持ってきていた巨鍼の何本かを前夜祭(笑)で使ってしまい、予備がない状態で、ちょっと危うい部分もありましたが、ゴルゴ36先生がいつも持ち歩いているという巨鍼を拝借してなんとかクリア。こういうデモは巨針であっても何故か女性が先に手を挙げます(笑)。男性は怖がりというのは当たりかもしれません。散鍼は全員が体験できるようにやって下さいました。70人やっても100人やっても全然疲れないのが当たり前だそうです。それからちょっとだけ(本屋さんは「練習中」と言ってまぴた)六角九臓論(長野仁先生命名)に基づく腹部打鍼について「だれか練習台になって下さい」と言いつつ、やってみせたりしてまぴた。質疑応答の際に「散鍼の手の運び」について質問された方がいましたが、本屋さんの回答は「今日皆さんの前で70人にやりました。それを見せに来たんです」「ゆっくりやってと言われてゆっくりやる事は出来るが、ゆっくりやってしまった時点でもはや別物だという事を理解して下さい」というものでした。相変わらず、モノを盗む視点には厳しいのでありました。締めにはゴルゴ36先生が巨針に対する思い入れを語られました。「自分もなんだかんだ言われながらもずっと巨針を使って臨床的に実績をあげてきた。それをついでくれる人達が出てきそうで嬉しい…」と。そもそも巨針を開発した張雲飛先生は、ご子息の小児麻痺を治したいがために、黄帝内経の一節を元にして考えに考え、工夫に工夫を重ね、実際に使えるようになる為に自分の太ももに刺し続けて練習しながら開発した刺具針法たそうです。「愛情から生まれたものだから大切に後世へ伝えたい」と、のゴルゴ先生の言葉にじ~んといたしました。

 講習会の後は、事務局の方々と打ち上げがありました。博多のイカはとても甘いんですね。刺身の後に残った身とゲソを天ぷらにしてくれるのはとても素敵なサービスでした。吉本歌劇団・寅年組バーバラ光からの提案で始まった自己紹介で、長春会会長のレベル3氏が何故「レベル3」と言われるようになったのかについて赤裸々にご本人の口から告白があり爆笑の渦の中打ち上げは終了しました。その後はどこかへ消えて行った本屋さんをよそに、ゴルゴ夫妻とレベル3と長浜へラーメンを食べにタクシーを走らせました。博多の屋台デビュー。豚骨といっても、いろんな味があるのが今回分かりました。奥が深いですねぇ。事務局の皆様、たっぷりお世話になりました。東京にも遊びに来てくださいね!!

 あ、九博『針聞書』も見てきましたよ。 若冲と重なった込み具合は格別でしたが、目的は達せられたので満足です。

★★★なお、六然社の本は、 こちらの書店ウェブサイトや こちらのウェブサイトから購入出来ます★★★

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2007年1月23日 (火)

九州は熱いぜ

 もう今週末に迫ってきました、本屋さんの九州は博多での講演会。九州という地域で本屋さんが講演をするのは初めてのことですが、既に70名を超えるお申し込みをいただいていると、幹事のレベル3氏から報告がありました。

 東京や大阪からも遠い、この地ではかなり独特な鍼灸を取り巻く環境があるそうです。離れ小島みたいな感覚でしょうか、レベル3氏が福岡に渡った10年近い昔のことですが、東京では手に入れられなかった絶版本が普通の書店にゴロゴロ有って本当に宝の山だったそうです。

 そんな遠く離れた地域にも、本屋さんが作っていた『TAO鍼灸療法』の購読者がもちろんいらして、その方々は今回の講演が実現したことにより、ある種の《夢が叶った!》的酔いしれ度合いが日々込み上げてきているに違いありません。楽しみにしすぎてお熱を出さないようにご注意下さい。

 初めて見る(聞く)方には衝撃的な毒舌かも知れませんが、慣れてくると心地よく感じます。「そうだ、そうだ。もっと言ってくれ」と、講演が進むに従って、小刻みに縦にうなずく頭達が会場中に増殖するようになってきます。ブラックに笑えるネタが満載ですので、思わず笑ってしまうのは構いません。そういう時は思いっきり声を出して笑いましょう。

 ではでは。新刊『鍼灸開業繁栄の秘訣』と共に、来週28日(日)、お目に掛かれるのを楽しみにしております!当日六然書籍も持っていきますよ。

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2007年1月21日 (日)

文字通りゴールデンウィークなのだ

 今年のゴールデンウィークのご予定はもうお決まりですか?何を隠そう、六然社では「これは豪華!!」という講演を開催する準備が着々と進んでいるのですねぇ~。谷岡賢徳先生以来ではありますが、六然社ならではの直伝講習会開かれます。詳細は以下です。会場が広いので人数にも余裕があるように思ってしまうかも知れませんが・・・、なんてったって池田政一先生と長野仁先生のコラボなので、お席の保証はございません(笑)。気が早い皆様のご予約受付を同時に開始しますので、下記の手順でお申し込み下さい。

 また、診極図説の第3回目もこの直伝講習会が始まる前の午前の枠で行います(詳細は後日また)。地方からいらっしゃる方のご都合を考えて日程を組んだ結果、すんごいゴージャスな2日間になってしまいました(笑)。簡単にスケジュールをご紹介しますと、

5月4日(金) 10:00~12:00  

         『診極図説』第3回  講師 長野仁先生

         13:00~17:00  

         『難経真義』出版記念講演 

         1部:「歴代の医家が難経をどう臨床に生かしたか」 

            講師 長野仁先生

         2部:「難経の解説」 

            講師 池田政一先生

         18:00~20:30  懇親会

5月5日(土) 9:30~12:00  

         「難経解説」 & 質疑応答

         講師 池田政一先生 

参加費:

①『診極図説』第3回:前二回の参加者は無料ご招待&書籍のお渡し。新規参加御希望者については、書籍代含め1万円。前回までの出席者は出席の有無、並びに午後よりの出欠の是非を早めに御知らせ下さい)

②『難経真義』2日間で21000円(和方鍼灸友の会会員&『経絡治療』購読読者は1000円引き)。定員:100名 ※『難経真義』の書籍代(定価12600円)を含みます。

③懇親会:5,000円 定員40名

場所 :  国立オリンヒック記念センター 

      4日 センター棟401

      5日 センター棟402      

http://nyc.niye.go.jp/

《申し込み方法》

       こちら  までメールにてお申し込み下さい。

   予約確認のメールを返送させて頂きます。

   FAXでもお受けします。03-6279-5102 六然社 担当山本

        予約完了後、下記口座への振込みをお願いします。 

 ※お振込み期限 4月20日(金

   郵便振替 :口座番号  

有限会社 六然社  00150-4-44092

《  

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2007年1月17日 (水)

新年会

 先日、六然社で新年会が行われました。本屋さんの本格料理と本屋さん所蔵のお酒達をたっぷり頂きました(笑)。本屋さんの元へは日本中からお酒が届き、ご家庭内での消費量が追いつかないそうです。ですので、今回の新年会はお酒のお持込厳禁(笑)というお達しが出ました。目的通り、11本減ったので本屋さんは満足されていました。まだまだ有ったんですけどね(笑)。

 この日の手料理は本屋さんが2日前から仕込んだものが並びました。シュウマイ、小龍包、東坡肉(トンポウロウ)、大根と卵の煮物、奥様差し入れの機械で切ったのかと見まがうほどに見事なボリュームたっぷり千切りサラダ、他築地の卵焼き、佐渡から送られてきたイカの一夜干、海老の丸焼きぃ・・・、この他にも美味しい差し入れが相次ぎましたが、ここではご紹介し切れませ~ん。あぁ、食べ過ぎたぁ。

 さて。せっかくなので飲み干したお酒達をご紹介しましょう(笑)。

NO.1 水酛仕込み 濁酒 生 醸造元:(株)大倉本家  原料米:自家栽培こしひかり  精米歩合:75%   感想:この製法は全国広しと言えども、こんんあに古典的な蔵元は殆どないそうです。「飲むというより、食べる感覚」と書いてありますが、確かに前回頂いた時は最後の方をスプーンですくって食べていました(笑)。程良い酸味が有っておいしゅうございます。

NO.2  Lacrima Baccus CAVA  スペイン産 スパークリングワイン  感想:本屋さんが「まぁ、とりあえず一杯」的にご用意くださった模様です。CAVAは気の利いたコンビにでも最近は売っておりますね。

NO.3  月山山麗 とらやの ほいりげ 製法:しぼりたて濁りワイン 感想:こりゃぁ、毎年この季節が楽しみになるお品です。ワタシ的にはこれで3シーズン目の恩恵でございますが、毎年新しい喜びです(笑)。白の他にロゼもあります。今シーズンはかなりご相伴に与れてシアワセでした。本屋さんのお宅では毎年必須アイテムだそうです。

NO.4 純米大吟醸 天恵楽 醸造元:(株)よしかわ杜氏の郷  原料米:吉川産 山田錦(100%)  精米歩合:40%  感想:うま~い。さっぱりしすぎないのもまた美味しいものです。甘すぎず、辛すぎず~。昔のお相撲さんは肌がきれいだったのは日本酒を飲んでいたからだ、という話を聞いたことがあります。それが根底にあるのか分かりませんが、ワタシの身体には日本酒が合うと信じて已みませんっ。まぁ、飲んでいて冷えないのが一番好きな点でありますが。

NO.5 来福 純米吟醸生原酒 愛山 蔵元:来福酒造(株)  原料米:兵庫産 愛山  精米歩合:麹50% 掛50%  酵母:9号系  感想:「袋しぼり」と書いてあります。味の記憶が定かではありません・・・。ナンデだろう。

NO.6 純米吟醸原酒 土佐宇宙酒 亀泉  原料米:風鳴子  精米歩合:55%  感想:これは高知県の主力商品だそう(な~んて)。なんと宇宙を旅した酵母AA-41で作られていて、ボトルも蓋も全て宇宙にちなんで深いブルーである(笑)。やるなぁ、高知県。実はこれも味を覚えていない(笑)。きっと、日本手酌の会(会長はM柳先生だと房中博士が言っていた)の新規メンバーが増殖していたので、その辺りで消費された模様です。

NO.7 七七七  醸造元:三浦義夫  原材料:低グルテリン米「春陽」100%  精米歩合:77.7% ・ 掛米77.7%  感想:「あいつ分かってるよなぁ~」と、このギャグのセンスをいたく評価していた本屋さんです(笑)。う~む、本屋さんを唸らせるのは大変だ。

NO.8 生酛本醸造 熟成生原酒 大七 醸造元:大七酒造(株)  原材料:米、米麹、醸造アルコール  精米歩合:69%(扁平精米)  感想:これも覚えていない。誰かのせいにするより、そろそろ記憶が曖昧になった頃だと認めよう・・・。こんな奴に飲まれるお酒もかわいそうだ。

NO.9 柿ワイン 醸造元:沢田ワイン(株)  感想:これは手酌の会付近で、デザート代わりに消費されていた甘口ワインだす。

NO.10 CASTANO MONASTRRELL スペイン産 カスターニョ モナストレル  感想:飲んだのかなぁ~。全然分かんない。

他にもう一本のワインで、11本が空になりました。パチパチ。

で、居残り組みがチビチビやっていたのが

本格焼酎 古代一壷 醸造元:六調子酒造(株)、本格焼酎 陶眠 中々 醸造元:(株)黒木本店、紹興酒、ガウ オーデルンハイマー アイスヴァイン ロゼ 2005 ってのでありました。紹興酒は飲まなかったのかも。トンポウロウに入れてたのかな。

 ワタシの不確かな記憶ばかりで終わるのもなんですから、出席者の方々からの感想をご紹介しましょう。

本屋さんの「料理」な一面を知り、ますます何者なんだ(笑)と思いました。何をやっても一流なんですかね。苦手とかないのかな。

言葉を交わしたことがあるのはトレジャーさん(多賀フォーの帰りの新幹線で一緒だった)だけで、ほぼ初対面の先生ばかりでしたがしたが、みなさん良い方(良いお顔)でおいしいお酒がさらにおいしく飲めました。 本屋さんの料理の腕前は「きっとすんごい上手なんだろうなあ」と予想はしてましたが、上手というだけでない、日前から仕込んだりという手間の掛け方がさすがで、予想のはるか上をいくものでした。 朝帰りになるとは思っていなかったのですが、本屋さんのお話と貴重本のお披露目は「今しか聞けない!今しか見れない!」とついつい欲張りになってしまいました。 貧乏性の長っ尻はイケマセンねぇ。これは反省です。 先生は本当にサービス精神が無尽蔵だなあと、嘆息が出てしまいます。しかし、それに甘えすぎては駄目ですね。

「ワタシ、本当にここにいていいのかしら…」と、最初はおどおどとしておりましたが、見たことのないような珍しくって美味しいお酒と、ご馳走を遠慮なくいただいているうちに、リラックスしてまいりました。最初の生酒からはじまって、どのお酒もとっても美味しかったです。 また、後で無理やりにサインをいただいてしまった房中博士や、ほかの皆様と、 鍼のこと、からだのこと、いろいろとお話をすることができて本当に楽しいひとときでした。 房中における女子三つの心得、其ノ一を正座して聞いたところで、お話がちがう 方向に行ってしまいましたので、またいずれ、そのつづきは是非ともうかがいたいと 存じます。(…房中講義がもしおこなわれるなら、速攻申し込みます。) 本屋さんの作られたお料理をいただいて、「やっぱり《細部》まで行き届いている…」と衝撃を受けたり、(なんでもお出来になる方だと存じておりましたが、あの複雑で滋味あふれるお味はいったい…。あんなに歴然と「美味しい」って凄い…。) ローズさんに巨鍼(はじめて見ました。)の鍼先を見せていただいて、オートクレープで滅菌するところを眺めたり、彼女の巨鍼箱に感心していたら、本屋さんがどきりとする一言を。「センスがない奴は鍼灸師になれないんだよ。」その他にも、小さいネタを挙げたら拾いきれないくらい、色々な事をみて、 きかせていただき、興奮であたまがぐるぐるしながらも、極上のお酒でとても良い気分のまま(もちろん無事に)帰宅することができました。 昨夜、あの時間に、あの空間にいることができて、とってもうれしかったです。

お料理、お酒、お話、来た方々。あまりに、どれもこれもレベルが高く、この会に呼んでいただいた以上、これは今後相当がんばらないと・・・と(勝手に)思った次第です。

 最後に。本屋さんが参加者の皆様に送ったお礼文を一部拝借して新年のご挨拶と代えさせて頂きます!(年末からこの方式で、他人の文章横取り作戦です:笑)

この所、適当におだてられて人前で偉そうに喋っていたりしますが、本来こっそり自分だけ良けりゃあ良いと思って生きてるクチなので、何時引きこもりになるか分かりませんが、シュガイザー先生が頑張っている限り鍼灸界とは関わり続けようとは思っています。とはいえ、既存の多くの団体やお偉いさん達の不甲斐なさにも黙っていられるタチではないので、相変わらず「あんなやつと付き合っていると危ない」と言われ続ける存在になると思いますが、皆様が各々の立てる場所でひとりでしっかり立っていて下さればそれが世の中を変えることになるのだと思いますし、そうやって一人でしっかり立っている人達と、たまには一献傾けたい、…なあんて思っていたりするのでした。

 はぁ。至れり尽くせりの新年会でした。本屋さん、一人で何から何までご苦労様でした!!お料理も料理人を目指しただけあって本当にお上手です。参加者の声から察するに、皆さん度肝を抜かれた模様です(笑)。しかし、宴の後にはビンの山が・・・。ビンの回収日が待ち遠しかったこと(笑)。ごっそりと鎮座するビンの山に、患者さん達は「どんだけ飲むんだこの先生」と思われたに違いない(笑)。しかし、本屋さんは決して呑み助ではありません。念のため。

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2007年1月 5日 (金)

社長の椅子

こんなブログをご愛読頂いております皆様。あけましておめでとうございます。今年もどうぞお付き合いの程宜しくお願い申し上げます。今年の六然社は出版ラッシュですよ。今月は『鍼灸開業繁栄の秘訣』が出版され、『診極図説』、難経解説本、杉山眞傳流、中医鍼灸歌賦、大師流、その他幾つかの出版物の充実を図るべく準備を進めております。発売になった暁には、是非是非、お近くの鍼灸師の皆様にもご推薦下さいませ。

さて。タイトル通り、読んで字の如く、社長の椅子を奪い取りました。入社1年未満にしての快挙です。通常なら「そこが社長の場所だろう!byシュガイザー」である事務所の一番奥に陣取り続けたワタシですが、新年を持って正真正銘、社長の椅子に座ることとなりました。皆様にも改めましてご挨拶を申し上げます。

・・・正月明けに事務所に来たらですね、社長の椅子がワタシの定位置にありました。パイプ椅子から昇格です。本屋さんは椅子を放棄し、バランスボールにしたのでありました。チャンチャン。本屋さんはパソコンに向かいながらもピョコピョコしていて楽しそうです。「いいなぁ~、ワタシも座ってみたいなぁ。早くどかないかなぁ~」と内心狙い続け、本屋さんがお出掛けになった瞬間から早速座り続けて仕事をしてみました。

座ってみると、なんだか楽しいです(笑)。でも、ゴムなので冷たい・・・。お尻から冷えるなんて恐ろしい行為は絶対に避けねばならぬので、バランスボールにブランケットを掛けて座ってみるとなかなかよろしい。まず、バランスボールの素晴らしい所は足が組めないことでしょうか。これで姿勢の偏りがかなり減るでしょうね。ついつい、組んじゃいますから。両足を地面につけて、なんとなくユラユラ動いているので骨盤周りを長時間の座位による緊張で固めすぎない。腰痛予防になりますな、コレ。で、いつも自分がどっちの坐骨結節を着けて座っているのか、なんてことがだんだん分かってきます。そっちだけ沈んできますからね。こういうクセから上半身に続く緊張を矯正することも座るだけでできるなぁと、一石二鳥、お得なアイテムグッズに感激しながら『色体ちゃん』を校正すること数時間。

しかし、座り続けると新たな発見があるものです。骨盤を前傾させて、お尻を突き出すように座ってバランスをとることが多くなっていました。土台がこうでは胸椎と頚椎にも負担が掛かってまいります。なんだか呼吸がしずらく、首のあたりの詰まり感が増してくるのであります。本屋さんのように常に頭が天から吊られているような姿勢の方にはこんな軟弱な不調が起こるわけはないのですが・・・。「これもリハビリ、身体矯正だなぁ」と思いつつ、ユラユラ、グルグルと落ち着かない子供のように画面に向かっているワタシです。しかも、ちょうど見ていた『色体ちゃん』のページには「小さい子が落ち着きなくじっとしていられないのは腎陽が盛んだからで、大人になるにつれ落ち着きが出てくるのは、お臍の裏に位置する両腎の安定によって作られるのだ」という文章が出てきました。タイムリーで笑えた仕事始めでありました。

追加。だんだん慣れてきた時にふと気付いたら、足を組んでいました・・・。慣れって恐ろしい。

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