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2007年4月 8日 (日)

新刊発売!! 『難経真義』

 できたてのホヤホヤ、六然社新刊発売のお知らせです。1月発売の『鍼灸開業繁栄の秘訣』に引き続き、今年は出版ラッシュの予定ですからねっ。

 『難経真義』池田政一先生著(12600円)

 「六十才になって、残りの人生で何をするべきかを考えた。いつまで生きられるか分からないが、その間に、古典を勉強する人のために『素問』、『霊枢』、『難経』、『傷寒論』、『金匱要略』などを解説し、遺言の代わりにしようと考えた」と、《序にかえて》で述べられています。そうです、先生の集大成の本なのです。

 内容ですが、単なる81難の解説だけではありまへん。「古典はいろいろな読み方をする人がいるし、それが出来るけれども、この本は、池田政一先生という臨床家が経絡治療の観点から難経を読み解いた本」だと本屋さんは言ってます。底本は最善本といわれる『難経集註』(内経医学会本?)です。「古典書物を勉強したくても、読むことからつまずいて、結局は放棄してしまうのではないか」とご心配くださった先生は、難しい字句の読みや解説も註として入れてくださいました(涙)。本文は各難ごとに【原文】、【訓読】、【通釈】、【註】、【解説】と言った具合にかかれていますが、それぞれ重要古典部分は『霊枢』『素問』『傷寒論』などの原文も欄外に記載されておりまして読者の便宜を図っています。そしてこれがなんとも本屋さんらしいアイデアなのですが、池田先生に各難における【臨症例】を書いてくださることお願いしたのだそうです。例えば三難の《尺寸陰陽の病的な脈》では、坐骨神経痛の治療例を、病証、望証、脈証、腹証、背証、考察、治療、経過、治療のポイント…と挙げています。

 重厚感溢れるこちらの本は箱入り、布張りの表紙ですもの、治療室に置いて見せびらかしたい一冊です。パラリとめくって見ると、蓬のようなグリーンが目に入ります。この色を決める瞬間に立ち会っておりましたが、本屋さんはインスピレーションで「この色!」と決めたのであります。出来上がってみるとすごくキレイな色合いに仕上がりました。桜や桃が咲き誇る春の京都で初売りでしたから、なんだか春色と妙にマッチしたイメージがワタシの中で出来上がりました。経絡治療学会会場で仕上がった本を手にされた著者、池田先生からはこぼれる笑顔、笑顔、笑顔。「立派にしてもらって」とご満悦でした。本屋さん曰く、「内容に見合うものにしたかっただけ」とのことですが、ムムムこれが素晴らしいのだ。できたての著書を数冊、大事そうに抱えて会場に向かう池田先生の後姿がなんとも嬉しそうだったなぁ。

 池田先生に「君は僕と似た所がある」と本屋さんは言われた事があるそうです。考え方において結構共通点があるみたいで、36にも及ぶコラムを拝読しているうちに、本屋さんと非常に近いニオイを感じましたね。このコラムがまた面白い、というか読み応えが有るのです。池田先生の人物像をかなり垣間見れます。全日本鍼灸学会のことも「劣等感のはけ口」とか「あるいはマスターベーションか」なあんて書いてしまっています。他の出版社でしたら実現しなかったでしょう。この辺り、常日頃「その人の治療法を理解する為には、その人そのものを学ばなくてならない」と主張する本屋さんならではのしかけでしょう。池田先生は伝統としての鍼灸を残すことに情熱を注がれ、鍼灸業界の様々な場を使ってそのメッセージを発信されていますね。この本の序についても、本屋さんが、誰か適任の人がいるだろうか? と打診した所(なんとか会やヤンチャラ会の会長とかは始めから本屋さん的に却下!)何と、池田先生御本人が長野仁先生を指名した辺りにも《遺言》がちらついている気がします。さすが我等がシュガイザー先生。古典ハンター冥利に尽きたご指名だったに違いありません。一部では、過去の経絡治療学会の学会誌でのやり取りを知ってか知らずか、「池田先生と長野先生とは仲直りしたんですね」なんて本屋さんに言ってきた先生もいましたが、本屋さん曰く「初めから喧嘩なんてしてませんから(笑)」

 …ということで、ご紹介したこの一冊。5月4,5日の『難経真義』講座にてテキストとして使用します。池田先生の生の講義をお聞きになりたい方は是非ともお申し込み下さい。お急ぎになって下さいね。あと少ししか余裕がありません。

5月4日(金) 10:00~12:00  

         『診極図説』第3回  講師 長野仁先生

         13:00~17:00  

         『難経真義』出版記念講演 

         1部:「歴代の医家が難経をどう臨床に生かしたか」 

            講師 長野仁先生

         2部:「難経の解説」 

            講師 池田政一先生

         18:00~20:30  懇親会

5月5日(土) 9:30~12:00  

         「難経解説」 & 質疑応答

         講師 池田政一先生 

参加費:

①『診極図説』第3回:前二回の参加者は無料ご招待&書籍のお渡し。新規参加御希望者については、書籍代含め1万円。前回までの出席者は出席の有無、並びに午後よりの出欠の是非を早めに御知らせ下さい)

②『難経真義』2日間で21000円(和方鍼灸友の会会員&『経絡治療』購読読者は1000円引き)。定員:100名 ※『難経真義』の書籍代(定価12600円)を含みます。書籍を既にお持ちの方は参加費のみで1万円になります。

③懇親会:5,000円 定員40名

場所 :  国立オリンヒック記念センター 

      4日 センター棟401

      5日 センター棟402      

http://nyc.niye.go.jp/

《申し込み方法》

       こちら  までメールにてお申し込み下さい。

   予約確認のメールを返送させて頂きます。

   FAXでもお受けします。03-6279-5102 六然社 担当山本

        予約完了後、下記口座への振込みをお願いします。 

 ※お振込み期限 4月20日(金

   郵便振替 :口座番号  

有限会社 六然社  00150-4-44092

《  

★★★なお、六然社の本は、 こちらの書店ウェブサイトや こちらのウェブサイトから購入出来ます★★★

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