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2007年8月 2日 (木)

○通寺夏合宿レポート 序章

 先週末、○通寺で告知通り合宿があった。参加者の皆さん共々、大変有意義な時間であった。ワタシの場合は一足お先に朝から非常に有意義であった・・・。

 夕飯をバーベキュー大会としたことにより、「もうお肉っていう年じゃないし、新鮮な魚介が良いですよねぇ~、築地に行って仕入れちゃおうかな~」、「海老は外せないですよねぇ、ホタテも殻ごとの方が雰囲気出ますよね、蛸好きですか??」、「あ、ソーセージ食べたいですか?」、「卵は産みたてのを近所で仕入れて朝ごはんに出せるみたいですよ、スーパーの卵じゃ今時卵かけご飯できなけど、これならできちゃいますね」とかブツブツ言っては、本屋さんに「あなたさぁ、バーベキューの事しか頭にないんじゃないの?」と言われながら一人で勝手に盛り上がっていたのだが、当日の時間配分を考えると築地に行ってからじゃ無理なことが判明。そこで、今回の参加者でもあり、大人数の炊き出しなど経験豊富なW田さんの助言を頂き、小田原で新鮮な魚介を仕入れる案を採用することにした。

 小田原と言えばワタシの学生時代の友人の住まいがある。帰宅が毎日深夜になる彼女に無理言って泊めてもらい、久しぶりにお母さんとお話しながら朝食までしっかり頂き、彼女が出社する際に小田原駅に降ろしてもらった。これで小田原魚センターの業務開始時間に余裕で間に合う算段だ。しかし、魚センターから仕入れた魚を一人で電車で持参するのは到底無理なことであって、ここでもW田さんが車を出してくださることに。朝もはよから、早川駅に迎えに来てくださり、お魚センターへ連れて行ってくださった。快晴の朝の海はなんとも言い難い。希望に満ちた時間である。キラキラした水面を見ながら、「夏だなぁ~」とジリジリ照り付ける日差しを満喫する。お魚センターには京都からいらした学生組みがもう到着していた。この方々もわざわざ手伝いに小田原へ寄ってくれたのである。

 そう広くはないお魚センターを覗きながら、イカ、海老、ホタテ、ホッケ、さば、まぐろのカマ&目玉、蛸、秋刀魚(サービス)、味醂干し(サービス)、野菜類をゲット。サービス品はコミュニケーション能力に長けたW田さんが「これも買うからお姉さん、勉強して!」と絶妙なタイミングで交渉しオマケしてもらった(笑)。ドンドン増えていく発砲スチロールを楽々担いでくれる若者達がいてくれたのは本当に助かった。氷も入っているし、結構重い。野菜に関しては、いつもお寺の治療会にいらしている方々からの差し入れがどっさりあると伺っていたので、バッティングしないように買っていった。ご自分の畑で作っている、採りたての無農薬お野菜をわざわざ届けてくださり、夏野菜は豊富にあった。「お中元代わりに・・・」と言って置いて行ってくださった品数の多さと言ったら。合宿直前の治療会では、いつもお礼ばかり仰っているおばあさんが「この辺りは鹿やハクビシンが出てくるから、うちではモロコシはもう作らないのよ。○○さんの所に頼んでおかなきゃ。一人一本は食べるわよね?? あとは・・・」と鼻息荒く野菜のリストを挙げてお帰りになった。というわけで、新鮮お野菜に囲まれてすごい食材が集まった。みなさんありがとう!!

 お魚センターを後にし、今度は飲み物とその他の食材を買いにお寺の近くのスーパーを目指して出発。W田さんとは夜間と昼間部という違いはあったけれども、同じ時期に学校を卒業した身として話が弾む。彼は本屋さんの《1000人修行》のやり方に感銘を受け、卒後すぐに1000人触るまでは伊豆にいると目標を立てて日々を過ごされてきた。それが満願に達したとのことで次なる場を求めている時に合宿の企画を知り、「良い区切りになるかも」と思われて参加したとのことだった。温泉街という土地柄、鍼好みの一見さんが多く、「こんなに上手な鍼は滅多に無いね」といったお褒めの言葉を受けることが少なくなかったそうだ。こんなことを書くと怒られそうだが(彼は自分が上手いと思っている節が微塵も無い。たまに微塵もある鍼灸成り立て師を見ることはあるけど;笑)、彼は一抹の不安を覚えると強調していた。「だって、卒後1年目の人間に、こんなことを鍼好きの人間が言うってことはさ、巷の鍼灸のレベルが如何に低いかってことでしょ。自分が上手いなんて全然思えないし、これってマズイよ。国家試験だけ通ることしか頭に無い学生と学校が産み出している現象でしょ。これじゃ業界の発展どころか、業界全体で自分達の首を絞めているよね」と。

 母校は卒後教育制度を始めたらしいが、そもそもそれをしなくてはいけない時点で、自ら「3年間じゃ無理です」と教育放棄をしているように思えてならない。卒後教育の内容を聞いてみたら、学校併設の治療所で臨床家の先生方の治療の助手をしながら勉強するというカリキュラムがあるそうだ。これって、弟子入り短期バージョンだと思った。やっぱり鍼灸師は徒弟制度の中でしか育たないというのを学校が認めたんだろうか。30人の学生に専任教師が教える構図が機能していないのを胸を張って言っているようなものじゃないだろうか・・・。根本からの脱却を目指すと経営が成り立たないのだろうが、それを超える知恵を絞ってもらいたい。結局学校って商売なんだなぁ~。実習を受け持つことになった先生だって矛盾を抱えちゃってお辛いだろうな・・・。

 横道にそれたので話を合宿へ。スーパーで食材を調達し終わると、開始までにもう1時間を切っていた。焦ってお寺へ向かうが、一番乗りでどうにかセーフ。房中博士にお出迎え頂き、食材を台所へ運ぶ。しかし、お寺という場はすごいものだ。台所には大きな冷蔵庫が2台、ガスレンジは2台、しかも設置式のを入れれば10台位にはなる。水場だって二人が同時に作業出来る広さがあるし、まな板だって何枚もあるし、それを使う場所だって4人以上が同時に作業出来る。春には100人分ぐらいの筍ご飯を炊くだけあって、充実したキッチン用品だ。もちろん、食器も大充実。調理場だって、学校の調理室バリの大きさだ。法事などで沢山の人数を収容できる畳部屋に加え、控え室にもなるお部屋がたんまりある。そうそう、お寺については、参加者の感想でワタシの言いたい事を上手く言っているのがあったので、勝手に転用。

 昨日、一昨日とまた大変お世話になりました。
今まで意識した事なかったのですが、お寺は生死に関わらず人の集まる場所 なんですね。
「生きてんだから、死ぬんだよな」と、当たり前の事を感じました。その事 に非常に親しみを持って。

 また長くなってしまった。

引き続き、皆様からの感想文を次回に掲載する、乞うご期待!!

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