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2007年8月15日 (水)

○通寺夏合宿レポート 編集後記

 合宿後初の治療会で○通寺に行ってきました。そこで直接ご住職、奥様から感想を伺うことができました。「とにかく皆さんよく動くねぇ」と、お二人ともしきりにおっしゃっていましたですよ。そりゃぁもう感心すると。「鍼灸師の方々って、皆こうなの?」と、珍しく鍼灸師の株が上がっている現場に遭遇したワタシは何故か必死に「それは違う」と否定してみた(笑)。だって、他の勉強会ではそんなに動く人って見ないもん。

 ワタシが思うに、参加者の皆さんが我先にとせっせと動こうとするのは、本屋さんが最も先に雑用をやろうとされるからだろうと。普段全然動かない人でも自ずとやるべきことが分かる。本屋さんは事細かに動きますから、気遣いのできない人間(ワタシのような)でも、近くにいると「この時はこうするのか」と学習できるわけです。どんな人間でもモノを習おうとしたら、普通は「先生より先にやらなきゃまずい」と焦るわけです。それが原動力となって、《我先に症候群》が作り上げられるのだろうと思われます。

 ご住職曰く「何を習うんでも、どういう師を持つかで変わるもんだ。個人の能力とか言うよりは、やってれば身に着くもんだから。今の教育が問題になっているけど、結局は指導する側、大人の方の問題が多分にある。」と、治療会の場が一瞬教育論に発展致しました。上が良ければ、下も着いて行くわけですからね。本屋さんは「ついてくんな」っていつも言いますけど(笑)。

 先日、本屋さんの仲間である鍼灸師の先生のブログを読んでいたら、「そうだなよなぁ~、おっしゃるとおり」と思わずにいられない文章がありました。是非ご覧下さい。http://sansetu.exblog.jp/7218414/

 今回の治療会には合宿に参加された教員の卵氏も治療家としておいでくださいました。合宿の最中に本屋さんは、合宿参加者の中で治療会に興味がある方は参加オッケーとおっしゃっていたのです(残念ながら有資格者のみです)。数名から「見学をしたい」と言われた本屋さんですが、「見学は無しです。資格を持っているんですから治療していただきます。方法は問いませんから、症状を取ることを念頭に一人15分以内、患者さんの顔付きが変わればとりあえずオッケーという事で」という短い条件をぱっぱと言っただけ(笑)。

 教員の卵氏は午後からの仕事の前に夏休みを利用しての参加。本屋さんの治療を盗み見するという意気込みで参加されたようですが、自分の受け持ちに集中してしまって思ったほど見れなかった・・・そうです。実はワタシもそうなんです(笑)と仲間意識を出したりして。本屋さんに「どうして見せてるのに、ちゃんと見ないの?」とよく言われます。「見てますけど・・・、アウトプットできません」と肩を落として声を小さく答えていますが、この日も骨折して腕が全然上がらなかった患者さんを手早く手技で可動域をぐっと上げる(後ろに手が回らず、挙上も肩の高さまでがやっとだったのが、後ろで手が組め、上も耳につくくらいまでになる)術を披露してくれていました。教員の卵氏が受け持った患者さんでしたので、それを見せるという事は当然この技を持って行って良いということなのであります。分かったかなぁ~。あれも一種のAKAみたいなものなのかなぁ? ワタシは本屋さんの背中越しにしか見れなかったので今度聞いておこうと思います。

 実はこの患者さんが骨折されたのは、以前ここで治療を受けた直後なのです。あまりに身体が動くようになったので、家でルンルンしてたら勢いよく転んじゃった・・・・、とまさに「塞翁が馬」の故事を彷彿とするような話でした。固定も取れたし、リハビリはやったけど、これ以上はもう手は挙がるようにならないけど、日常生活はできるからいいでしょ、と整形の治療が終了したのでこの治療会に来たとのことでした。でも、こういうよくある医者の見放し方に納得しないのが本屋さん、療術技炸裂で、も一人来ていらした先生(後述)に「なんで鍼も使わずあんなに簡単に?」と聞かれて「だって手でやっちゃった方が早いんだもん。めんどくさいじゃんイチイチ脱いでもらって鍼刺すの」とだけ応えてまぴた(でもそれは出来る人しかいえないのだ。世の中にはぶすぶす鍼刺して直せない先生がごまんといます)。本屋さんが言っていた「鍼刺すだけで治るわけないじゃんねえ(笑)」と言う言葉を思い出します。因に本屋さんは「鍼灸は適当にやって効きます(だからまずいんですってこの後続くんですが)」とも言います。この「適当にやって効きます」をそのまま受け取って他の人に言っていた先生がいまぴたけど「ダイジョ〜ブ?」って思いましたですよ(笑)。でも大抵そういう人の鍼は(テキトウにやってるから)効かない(笑)。

 「若い男性治療家はプチホスト的要素があれば成功する」と言うようなことをよくおっしゃっている本屋さんですが、先日の現場はまさにそうでした(笑)。普段ワタシには旦那の悪口(笑)をずっと話しているおばあちゃま方が、声を弾ませながら、うれしさのあまり顔がキュっと引き締まった上に、肌色も頬がやけに血行良好といった感じで、教員の卵氏と治療の時間中ずっとお話されていました(笑)。これだけで体内環境は劇的なバランスの変化が見られたに違いない。

 それから、房中博士のお知り合いで現在中国に留学中の女性鍼灸師の方も飛び入り参加されていました。教員の卵氏が12時にお帰りになった後に、入っていただいて治療をしていただきました。本屋さんが手技が中心なので、そのやり方をとりあえずマネっこしているワタシも手技中心で短時間速効治療の経験を積む場としていますので、一見同じやり方(効果は違うけど;涙)。その中で「鍼しかできないのでっ」と焦っておられましたが、それは全く構わないので自分のやり方でやって下さいと本屋さんは笑うだけ。ですが、終わった後の患者さんはいつものやり方とは違っていても、とても満足されていました。

 教員の卵氏はまた来るようです。先日の合宿でも、「参加者の前で話をするように」と持ち時間を作られたり、昨年の通年経絡経穴講座の時には仮想敵として散々攻撃&口激されていたにも拘らず、せっせと参加される教員の卵氏。くっついてくる人間には意外と垣根のない本屋さんなのでした。 そういえば、現役教員のT先生も「本屋さんの講義は教員こそ聞くべきだ(学生には勿体ない?)」って言ってましたね。そこで、現在、昨年1年でやってもらった経絡経穴講座を3,4回のダイジェスト版でやってもらえるべく交渉中です。まだ日程など未定ですけれど、人数が限られていますので申し込みはお早めにね。

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