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2007年10月 9日 (火)

美容鍼灸とは・・・?

 11月11日に行われる六然直伝講習会・第四弾の講師のお一人である、前田久仁子先生について触れておかねばなるまい・・・(笑)。実は、夏前のブログにも登場しているんですねぇ。お気付きの方も多いとは思いますが。すっかり遠ざかったはずのアロマ業界の大御所と、鍼灸をやっていたことでお近づきになれたというのは、よくよく考えてみると不思議だなぁと思います。このご縁には間に何人も入っているわけですが、こういう現象を《人脈》って言うんでしょうね。

 ご本人にお会いしてですね、とても心地よい雰囲気を出される方だなぁと感じましたです。子供時代から7年間イランで暮らされて、その後日本、現在南仏と色んな価値観の中で生活されてきた先生から出てくる雰囲気はなんとも素敵なんですねぇ。すっと馴染める感じを誰にでも提供しているというか、これぞ治療家、相手の心にズームインというか(なんだそりゃ)、垣根がない感じなんですね。きっと患者さんもすぐに核心を白状しちゃうんだろうと思います。「通いたくなっちゃうだろうなぁ」という先生であります。

 前田先生を直接ご紹介いただいたのは仁和寺でお話をされたカメリア先生。その昔、前田先生が日本で治療を行っていた頃に学生だったカメリア先生が(2年から3年への春休み)に治療を受けに上京されたことがきっかけで現在の友人関係へと発展されたそうです。今でもフットワークが軽いと尊敬しておりますが(だって、予約台帳は患者さんで一杯なのにどうにか都合を付けて参加されている;笑)、以前からそうだったんですね。そうそう、カメリア先生は色んな療法をご存知なんです。本屋さんと○っちゃんの手技系マニアック話も普通に交じって頷きあっているし、ご自身でも技術披露をサラっとされています。「あ、女性でも出来るんだ」と羨望の眼差しを向けることが少なくありません。周りでそれらの技をこなしているのは男性陣ばかりなもんで、ついつい男性でないと出来ない風に思って現実逃避をしてしまうワタシ(笑)。

 さて、前田先生の翻訳の本は簡単に手にすることができますが、先生ご自身の言葉が綴られたものでよい雑誌があるよと薦められたのが、雑誌『FiLi [フィリ]』。で、探してみると現在休刊中・・・。「う~ん、困ったなぁ。どんなんだろう見たいなぁ」と思っていた数日後、六然社にどさっとバックナンバーが置いてあるじゃありませんか? さすが本屋さん。自宅の何処かに隠し持ってたみたい。「ほんとはかなり揃ってたんだけど、引っ越しの時に処分しちゃったみたい」との事で、全部はありませんでしたが……。

 中を覗いてみると、あった、あった。「アロマテラピー&マッサージ講座」という連載を執筆されていました。ご自身のとても広い視野を通してアロマを見ているので、ただ単に使い方を示したそんじょそこらのアロマ本とは違います。生活習慣の見直し、大気汚染、水質汚染といった環境との関わりの部分や、宗教儀式に用いられていた香りの歴史、夢見を良くする香りで自分にとって大切なビジョンを受け取ろうという話も出ています。それから、我々鍼灸師に馴染みの深い五行色体表に基づき、アロマというより植物そのものを説明されていたり、オイルマッサージでは古代ギリシャでの使われ方や、アユールベーダを紹介しつつ、実際には経絡やツボを使ってのセルフマッサージのやり方を紹介されていました。

 因みにこの雑誌は、スピリチュアル系(ワタシが勝手に区分けをしている;笑)に際立った、かなりマニアックに、かつ洗練された内容です。発行が1990年という時代ですから、《癒し》がヒタヒタと世に出てくる背後があるわけですね。単語名だけはよく耳にしていて、それって何?というような事ばかりがテーマで、不勉強なワタシには面白い記事が多かったです。こういうの、《ニューエイジ》っていうんですね。母校のI先生はこの世界に立脚していたのか、と今更ながら納得しました。

 前田先生が取り組んでいらっしゃることは、全人的な治療の結果の美容です。ホリスティックと言うと分かりやすいかな? 最近流行の《美容鍼灸》とは違って地に足が着いていると、本屋さんは思っているそうです。「顔に鍼を刺すのが美容鍼灸ではないんだ」と常々おっしゃっています。だから、皆さんにも前田先生のお話を聞いてもらいたいんですね。そういえば、最近も「顔に鍼」で内出血させちゃった鍼灸師が槍玉に挙がっていましたね。

 以前、鴻仁先生が顔の側面を念入りに、丁寧に散鍼している治療を見たことがあります。「うわぁ、あれくらい手が動けば気持ちいいだろうなぁ」とうっとり見てしまいました。(相手は本屋さんだから;笑)小顔目的ではもちろんなく、胆経にアプローチしていたんでしょうが、結果としてスッキリしますわね。

 それから、顔のニキビがかなり酷いのを気にして外に出られなくなってしまった女性に、顔じゃない所一穴だけでテキメンに効果が出た話も鴻仁先生から聞きました(ワタシも早速患者さんにやってみました→ほんとにすんごい効果でビックリ!今日もやっちゃった;笑)。その会話の中で先生は「元々キレイな人をキレイにするんじゃなくてさ、本当に困っている人をキレイにするのを《美容鍼灸》だと推し進めて欲しいもんだよ」とおっしゃるのを聞いて、胸を打たれましたです。そうですよ、そうですよ。アトピーもそうですが、思春期の女の子はそれで引きこもりになりますからね。実際にそういう方が居ましたもん。その当時は見守るしかなかったんですが、そういった事にも鍼灸で対応できたのかぁと、ワタシ的にはある意味衝撃だったのです。しかも、簡単に治った話だったので余計。そういえば本屋さんも◎◎穴へのお灸でニキビを治す話を随分前にされていたっけ……。

 鍼灸師大量輩出時代だからこそ、新たなターゲットを開拓しようと、昨今では《美容鍼灸》が大いに取りざたされていますなり。『I道の日本』の今月の特集も「大量輩出時代」でしたっけ。「治療」が出来ない新卒には、「慰安」系の中でも金払いの良い顧客層をゲットできそうな美容にスポットライトを当てているんでしょうが…。確かに女性が顔のことを気にするパワーは並大抵じゃない方も多いです。だから、お金も掛けて、せっせと通うでしょうよ。が、そういう方々は飽くなき探求をされているタイプなわけで、ってことはすぐに目新しいものへ移って行ってしまう層ですもんね。ある程度の結果で判断して、流行のものへ移動。じゃ、移動させないために努力すればよいと思われるでしょうが、そこには鍼灸技術でないものが多分に関わってきます。接客経験があったとしても、そういう層のお客様を扱いなれている接客はまた別物ですし、とてもスキルを必要とされますね。

 というわけで、短絡的な美容鍼灸ではない世界観を提供できればと今回の企画が生まれたわけです。まだお席は空いていますよ~ん。

《講義》

●日程: 平成19年11月11日(日)  午後 13:00~16:30

●場所: フォーラムミカサ

     〒101-0053 東京都千代田区神田美土代町3-1三笠ビル 03-3291-1395
     http://www.fm-tohnet.com/map.html

●定員: 75名

●参加費: 7000円

(※希望の方には、たにぐち書店『タオの流れにのって』 ¥3465の書籍代を3000円でお分けできます。お申し込みとご一緒にご注文ください。)

《お申し込み方法》

こちら  までメールにてお申し込み下さい。予約完了の返信をこちらからさせて頂きます。

② ※FAXでもお受けしております。返信先の電話番号を明記願います。03-6279-5102 六然社・担当山本

③ お申し込み完了後、入金締め切り期限:11月2日(金)までに下記の口座へお振込み願います。

 郵便振替 :口座番号  
 有限会社 六然社  00150-4-44092

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