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2009年3月

2009年3月26日 (木)

第7回 六然直伝講習会「反証的鍼灸臨床」アウト鍼灸版 満員御礼!! 鍼はともだち&ゆらし2

★★★4月19日の企画は満員御礼です。既にキャンセル待ち多数の為、以降申し込んで頂いても入れません。またの機会をお待ち下さいますようお願い申し上げます。★★★

4月の19日六然直伝講習会「鍼灸師でない人の為の鍼灸講座」のお知らせです。

 昨年、六然直伝講習会第六弾として萩原先生をお呼びして行った講座の続編とも言うべき内容でお送りいたします。

「前回の揺らし講座では、参加者全員を揺らすことで、私が鍼灸師の持つべき整体ツールとして日常使用している「揺らしの質」の一端を体感していただきましたが、今回はそれをやると時間がなくなるので、臨床ツールとしての揺らしの実際の使い方、効かせ方を具体的にお教えします」とのメッセージを萩原先生から頂いているので私も期待しております。

内容は3部構成で、予定としては(時間は流動的です。概ねの予定と御考え下さい)、
1部は午前中(10:30〜12:00)に本屋さんが連続講座として取り組まれている身体学(今回のテーマは「揺らしの為の身体作り」)。
2部は昼食後(13:00〜14:55)、萩原先生と本屋さんとのデュオで鍼灸入門講座(115分)。
3部は(15:00〜16:50)萩原先生のNSR揺らし講座(110分)。
 そのあとは、たぶんシンポージィウム(萩原先生のブログ参照)の予定です。

 鍼灸師先生からもそうでない方からも参加表明を頂いておりますが、今回は素人&無資格者優先です(次に学生、そして教員という順でしょうか・…)。特に「鍼灸入門講座」については、「生まれて初めて鍼灸を触る人が、家に帰ってから一人でできるようにしますので、そんな高度なことはやらせません」とのことですので、鍼灸師の先生方には物足りない(笑)可能性が高いです。
 ですので、有資格者の方は、いつものように身体作りだけ参加、あとはシンポージィウムまで下町散策、という手もありでございます。

この「鍼灸師でない人の為の鍼灸入門講座」企画は、
「鍼灸は鍼灸だけで成立しない。一つのジャンルのレベルや深さは、外部との相互浸透の量質に拠るところが実に大きいからです」。
と「反証的鍼灸手技臨床」ブログでも書いていらっしゃる萩原先生の企画です。「鍼灸」の言葉を様々に入れ替えてみれば、先生の仰りたい事が分かると思います。
「揺らし講座」は当初は時間が余ったら、ということだったのですが、
今後積極的に先生が上京することはあまりないことを聞いた本屋さんが、ならばぜひ別個に正規の講座を設けたいということで実現の運びとなりました。
「揺らしの実技の中で最も効くやつをやりたいと思います」と先生も張り切っていらっしゃいます。

 鍼灸実技の時に使う道具はこちらで用意いたします。

キャンセル待ちでも参加したいという方は、御期待に沿えるかどうか分かりません事を御了承の上で、ワタシのいつものアドレスまで、メールを下さい。

 また、講習会終了後のシンポージィウムは、地方からの上京組への便宜を図り、場所は多分東京駅周辺になるとおもいます。こちらは、場所が決まり次第、お申し込みの方々へご連絡いたします。

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2009年3月13日 (金)

御注意!! 明後日の3月寺子屋&4月のお知らせ

こんばんは。明後日の3月寺子屋ですが、先月の寺子屋でお知らせしたとおり、お時間がいつもより少し遅めの開始となっています。

13時~17時で行いますので、お間違えのない様ご注意下さい。

さて、来月のお知らせをしたいと思います。

昨年大好評でお断り多数でご迷惑をお掛けしました、萩原先生の講座が4月19日(日)に行われます。スケジュールは近日中にアップいたしますので、参加されたい方はお早めにスケジュール調整に励んでくださいませ!

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2009年3月 8日 (日)

参加者からの感想

久しぶりに、六然勉強会に出席された方からの感想を載せたいと思います。全6回のこじんまり手技会と前回の寺子屋の感想です。

まず、こじんまり勉強会でやっていた○○流の感想から、です。

昨年は△△寺から始まって、「例の手技」、そしてアンジェラさんの企画のおかげで、7月から2月まで○○流の片鱗を学ぶことができました。
僕にとっては、鍼灸学校の3年間の勉強以上にカラダをどうみるか、というとても貴重な勉強をさせて
いただいたと思っています。

いろいろ聞きたいことが出てきてしまうので、『古事記』のお話やら(あ、これは澤田健に繋がったので、よりおもしろかったです)、「クラニオ」のことやら分別ない質問に丁寧に答えていただいて、ありがとうございました。

○○流は、というか○○流的カラダの見方は、臨床でも使うようになっていままでとはまた違う世界が見えてきている気がします。

△△寺で最初の頃、本屋さんが「患部じゃなくって全部」とおっしゃってたのが、最近は少しは身を持ってわかるようになってきました。というか、「患部じゃなくって全部」という治療をした方が、自分がオモシロさを感じるようになってきました。

たとえば以前は、アタマの世界で陰陽交叉法(吉川先生のパクリです) とかやってみてたんですが、違う世界でそれを捉えるようになってきたかも、と思っています。ここからが新たなスタートのように感じております。

○○流と(というか○○流と出会った本屋さん)と出会えて良かったと思っています。半年間、ありがとうございました。


それから2/15の寺子屋の感想、です。

家に帰ってから再び目を通してみると今回の配られた資料、六然の小窓ブログにも書かれてましたが、これってスゲエお宝じゃん!!とびっくり。
受講料以上の価値があるモノばかりでこれ、いただいてよいのかなぁ?」って思ってしまいました。

前回の霊術からの流れで、こと澤田健に関しては『鍼灸ジャーナル』の記事の何倍も澤田健の深淵に降りていったような気がしました。発禁本のコピーやら、『東洋医学』の記事やら、こういう切り口で澤田健(というか治療家)を捉える人ってあんまりいないんだよな、と思いました。

どうも具体的な治療法(ミニマムな世界)ばかりにフォーカスがあてられがちで、その治療法がどこから派生したのか、という治療家が持っている世界観、みたいなところをあまり感じさせてくれる先生は希少だと思います。

講義で貰った澤田健のコピーで、太極=北極星とあったのが、まだピンときてませんがまたいろいろ自分なりに調べてみます。受講料完全オーバーのとてもおもしろい講義でした。ありがとうございます。長々と感想、失礼しました。本屋さんの講義、いつも興味深く拝聴しています。
これからも都合つけて、できるだけ参加したいと思っております。

以上。私のレポートとは違った角度から、勉強会の内容が伝わったかな、と思います。今月はゲノムの話ですが、前回の流れで話を始めることが多いですし、前回コピー不良の資料も配るみたいですから、澤田流についても引き続きあるかもとです。正直、本屋さんのお話は深い部分が多すぎて、無知なワタクシメにはさっぱりわからないことが多々ありますが、たまに拾えた少しの部分だけでもかなり貴重な知識になります。そこから自分なりに本を読んでみたりして、患者さんと話してみたりして、そうすると患者さんが妙に納得したりして、とコミュニケーションの好循環を産む土台となっています。

今月は地方の学生さんからも参加申込みが続いています。学年が上がる時期ですから、こういう刺激的な話や身体の視点をもらうことで、次の学年に何をするべきかが見えてくるんだと思います。寺子屋以外の肉トレについてもプランが出来上がりつつある(ニクラス制で一方は毎回活法一点つきとか……まだ思案中?)ようですのでお楽しみに。

鍼灸師は「食えない」資格とおっしゃる先生方は少なくないですが、果たしてそうだろうかと開業してみて思いつつあります。充分に「食える」職業だと思うのですが、それは自分が「食える」ように動くかどうか次第、という点が見えていない人が「食えない」と思い込んでいるだけではないかと思うのであります。学生の皆さん、とにかく自分より遥かに優れた先達を見つけて、実際に話を聞き、自分の限界をどんどん上げていく事をおススメします。

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