2010の幕開け 新年会のご報告&今後の予定
まずは、業務連絡です。3月7日は午前中(10時〜12時半/固体稽古)、3月14日は12時半〜(流体稽古)を予定しています。3月21日は9月の復習。さらに御希望がありましたので、3月28日も別伝稽古やります(復習)
1月に開催された新年会の報告をば、したいと思います。今までにない、ものすご~くエンターテイメント性溢れる会でございました。演者の皆さんの《人間力》が今回は遺憾なく発揮されておりました。すごいのなんのって。
まずトップバッターは、大御所、萩原先生。今回は推拿を教えてくださいました。実技に入る前に、推拿を学ぶ上で数々の流派というかやり方が世の中にはあるけれど、それらの普遍的な共通項を挙げてくださいました。本屋さんもこういう説明の仕方をよくされますが、これは武術を学ぶ上では当然の思考回路なのかなぁと、いつも行き当たりばったりで学ぼうとするワタシなどでは思いも付かないカテゴリー分けの思考に「そうか!」と納得する事が多々ありました。
例えば小さい女性(ワタシのような)は圧が入りづらいので両手を使うと良い、と教えている流派もあるけれどもそうではないと。両手を使ったものと片手で行なうものではそこで既に違ったものに変化してしまうという視点を忘れるなとおっしゃっていました。小さくても、体重が軽くても、しっかりできる方法は言葉で聞くととっても簡単。体を使う全ての行為の基礎の基礎でもあります。でも、できないんですよねぇ。押し方一つとっても、これができている人とそうでない人では絶対に効果も違いますしね。傍から見れば、一見同じように見えることですが、中への(体の)作用が違ってくるわけですよね。当然と言えば当然ですが、案外簡単に言われた通りに「ああ、両手でやればいいよね♪」と納得しちゃうことが多くないですか? こういった「目うろこ」要素を踏まえていざ実技へ!
最初は座布団を相手にコネコネと手を慣らしていきます。次に受講生同士。その合間に、先生が全ての参加者の希望部位に施術してくださいました。先生の感覚が残る体をお手本に、また受講生同士で「あ、似てきた、似てきた」などと指摘し合いながら残りの時間を実技練習に当てました。やって頂くと違いがよ~く分かります。先生の手馴れた動きの中には色んなエッセンスが含まれている事も教えてくださいました。こねる手で患者さんの体の情報をスキャンするそう。肉付、骨の感じなどなど、情報を仕入れつつ治療も同時進行。いやぁすご技っす。
その様子を本屋さんが鋭く分析し、「萩原先生のココとココの部分をよく見るように」などと、我々初心者と先生の体の使い方の違いを指摘してくれました。この指摘で皆さんぐっと上手くなります。的確な言葉をもらえると急に上達するわけです。だから優秀なコーチ(指導者)の元では選手が育つのが早いんですね~。たった一言があるかないか、これで大きく時間が節約されました。自分でその視点を育てるのには数年、いやいや数十年掛かることだってあるでしょうし、一生分からないかもしれませんし。恐ろしいですね~。
====================
二番バッターは、下ネタ(笑)中医辨証講座寸劇 (学校では教えない、っていうか、教われない人間の性に迫った画期的、多分日本初のテーマだったと思います;笑)
三番目は、ベロマスターによる舌の筋トレ (舌って筋肉だったな、と再認識させられる盲点を突かれた筋トレでした。全然できなかったけど、お顔まですっきり♪)
四番目は、売れない芸人がやっと持てた司会番組風、均整解説テレビ番組 (すごい細かい設定があって、〇っちゃんの新たな芸域を堪能させて頂きました!)
五番目は、現職教員が語る鍼灸師への道(TKの本業を垣間見ることができました。ああいう本音トークが学校でも繰り広げられるといいですね。資格を取って終わりじゃないんだぞと)
六番目は、伊豆半島1000人きり修業体験記(ワタシの同期君の放浪日記風語り草は爆笑ものでしたが、その中で多種多様な人に触れて来られた話に思わず聞き入ってしまいました)
そして、ワタシはこじんまりとアロマジェルの作り方をご披露。キサンタンガムですぐに作れますよ♪
====================
全て詳細にレポートしたいところなんですが、紙面の都合上こんなところでご勘弁を。紙面じゃないから、長くても良いんですけど(笑)、ちょっと長すぎると思うので~。
さて、二月の寺子屋講座はこの視点の習得も含めた『指圧の実技』。 玉井天碧が『指圧法』を世に出す以前に身体作りの行法が載っている幻の書を出しています。その『力応用療法 附 指圧法』を資料に使いながら、療術に於ける身体の使い方について解説&実技指導します(久しぶりに身体作りコミってことですね)。「気」とか「丹田」とか一言もあえて言わない本屋さんの身体作り講座は、萩原先生に言わせると、「エリートコース」だそうですが、基本的には地道な筋トレです。私も多少なりともこれをしっているからこそ日々の臨床がこなせているのは間違いありません。本屋さんと一緒にやると数分で汗だくになりますが、自分一人だとそれほどちゃんとなかなか出来ませんけど…。
さて、3月の第三日曜日は、昨年9月の寺子屋別伝(詳細は昨年の記事をご覧下さい)の復習(当然ながら進歩に応じたプラスα)を行います。昨年同様の場所で、午前、午後に分けて行いたいと思っておりますので、参加御希望の方はいつものアドレスまで、メールにてお申込み下さい。
(昨年参加されている方は午前午後の希望がありましたら御知らせ下さい。初めて参加の方は午前中にさせていただく可能性大です。)
★★★なお、六然社の本は、 こちらの書店ウェブサイトや こちらのウェブサイトから購入出来ます★★★
【--- Ads by Google ---】は勝手につくもので当ブログの内容とは無関係です。
--- Ads by Google ---
| 固定リンク