9月は合氣堂堂主による直伝講習会「臨床家のための操体法入門」(8月寺子屋は7月の復習です
まず始めに。
8月21日の寺子屋は、7月の復習をやることになりました。
「僕って要求高いかなあ???」というのは本屋さんからよく言われる事ですが、
「把持」あるいは「捉持」と呼ばれる「初期設定」以前のいわゆる「持ち方」
これで、手技の成否のかなりの部分が決まるという事は参加された方は体感されたと思います。
講座の始めに正木先生口調で「はじめに結論から申し上げますと、把持の極意は持たない事です!」
お終いです。禅寺でやっているからとはいえ、毎度禅問答のような投げかけをする本屋さんですが、これを聞いてニコニコする人数名、きょとんとする人多数で始まった講義でした。
もともとこの部分は、本屋さんにとっては「当たり前」の部分でした。
でも、ここ数年、教えた事を教えられた人が、「なんで出来るようにならないんだろう?」「なんで出来たり出来なかったりするんだろう」ということをつぶさに観察し、たどり着いた結論が、「ハジメがダメなんじゃん!」という所でした。そこで前回のテーマだった訳ですが、4時間あまりの講座を終えて、皆様の様子を伺い、希望者もあったので、8月に復習と相成りました。夏休みだし、人数は少ない方がいいので、欠席歓迎、新規募集は致しません(どうしても参加したい人は熱い思いをメールなりで下されば例外もあるのは毎度の事ですが……)。同じ内容で復習と言いつつ、同じ事をやるはずが無いのが、本屋さんです。
7月にはおまけっぽくやっていた、二カ所を持ってチャチャチャと弄って、脊柱脇の凝りをとっちゃうっていう「背活」というんですか、それをちょっと、御土産に据えるみたいです。
(参加御希望の方は、8月17日までに前回同様お振込を御願い致します)
また、8月の別伝は、毎週行いますので適宜ご参加下さい。
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さて、9月18日は久々の直伝講習会です。
実は5月に予定されていたのですが、震災で先送りとなり、9月開催となりました。
テーマと講師は、もはやおなじみとなりました、佐渡の萩原師匠による、「臨床家のための操体法入門」です。
萩原師匠、以下のようにおっしゃっております。
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これまで私が操体法と長年関わってきて気がついたことを発表したいと思います。
いちおう今回は、
・操体法をまだ臨床に取り入れていない人。
・操体法は知っているが、正直これまであまり効果を感じたことのない人。
こういった方々にはぜひこの機会に操体法を理解していただき、
一生の財産として明日から使い倒せるようになっていただきたいと思います。
ゆえに操体法で既にちゃんと治せているという方は来なくていいです(笑)。
内容としては、
1,総論
「操体法という心身入力・誘導(プログラミング)法について」
ここでは橋本先生の「教科書」に書かれているアライメント歪み仮説とは違う、自己反証的考察を経た萩原の仮説をのべます。まあ既にブログでもおなじみですけも。
それと操体法はそのものが集合治療であり、またそれがかなり重要であることなど。
またそのことが分かれば当然に鍼灸も集合治療化ができるし、逆にそうでなければならないことなど。
2,「基礎マニュアル操法実技」
・PNF的操法
・呼吸的操法
・体位別、組操法、一人操法
3,「フリー操法」
・マニュアルの中にある本質・法則をこそ利用する。
・何でも操体法化する。
・他の技術とミックスする。
こんな感じで90分を2コマ(計3時間)で途中休憩を入れてどうでしょうか。
いちおう操体法をあまりよく知らない先生でも、翌日から使えるようにはしますので、
(推拿や武道のような身体神経の熟練を必要としませんので)
他の団体がボッテいる操体法講座よりはそうとうにお買い得かと思います(笑)。
寄金さんには、例によって歴史や周辺事情トリビアなどで学的部分を補っていただけるとありがたいです。
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との事です。ので本屋さんが、前座、あるいは司会っぽく立ち回り、補足説明やら、操体法を相対化するような感じでしょうか?
9月18日は六然社新年会や皮膚考学研究所の長谷川先生を迎えて行われた、江古田ストアハウスを会場に午後から開催予定しています(午後何時からかはまだ未定です)。御参加希望の方は、いつものアドレス にメールを下さい。
講習会後、簡単なシンポジウム(笑)が行われる予定です。以前六然社新年会に御参加下さった方は勝手が知れているとは思いますが、とりあえず、こちらも人数次第ですので、シンポ参加希望かどうかも明記して下さると助かります。20時には終了の予定でいます。
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