10月の寺子屋御案内
9月の直伝講習会&シンポジウムはお陰さまで大盛況に終わりました。
シンポジウムにいろいろ御持参下さった先生方、ありがとうございました。特に手作りの品々は、持ち寄って下さった先生方の人となりや隠れた才能を示している物も多く、なかなか好評でした。
それぞれ、実際の臨床でのフィードバックは、萩原先生のブログ経由でお知らせ下さると、また新たな展開もあるのではないでしょうか?
萩原先生の話を聞いて、実際にやってみると、思いのほか出来てしまったり(笑)、それとは無関係で案外基本的な所で疑問が生じたり、本屋さんが、「亜東書店さんが持参して下さった操体法の本を全部買って読めば出来ます」、といってましたが確かに、それぞれの本にいろいろなヒントもあれば、抜けている部分もあって、「技術はその師匠に習う年代によって出来る事や得られる事が違う」という本屋さんの話も関係するのかもしれませんが、全部買っても2万円にならないくらい(その上亜東書店Oさん割引可能です)でしたから、でワタシも勉強しなおしています。
そんなこんなで、気を取り直して、10月はいつものお寺に会場が戻ります。
その前に8月の感想を幾つか抜粋して掲載しておきます。
ワタシの前座への感想も頂きましてありがとうございます。
下記の2番目の方の感想について、ちょっとだけ経緯を書いておきますと、「首の不調(凝り&動かすとゴキッて音がして不快)があって、それを改善したいのと、やっている事がよくわからない云々」という質問を受けた本屋さんが、「めんどうだからやってしまいますから受けて下さい」、といって1分かそこら首を調整した受講生からの感想です。本屋さんはよく「質問はありませんか?」と問いかけます。タブーはないから質問してくれていいのですが、割と皆さん逡巡されます。正直もったいないと思います。いい事があったり、凹まされたり、結果は色々ですが、それでも糧になることは間違いありません。3番目の感想ですが、常日頃「自己開示の出来ない人は臨床家に向いていません」と言っている本屋さん、心を開かない治療家に患者さんが心を開けるはずもなく……。
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<うさぎ先生の講座の感想>
先生の細やかな女性ならではの視点や心配りはとても勉強になります。私に圧倒的に欠けている感性なのです。欠けているといっても自分が受ける側になったらとても心地よく、うれしいことばかりです。
治療者として大事なもの、客観性とか想像力、プロ意識などいろんなものの欠如にも今更ですが気づかされました。患者さんにとって気持ちのいい治療院、また来たくなる治療院とは・・・と考えていくと、治療のやり方にもつながるテーマが見えてきそうです。また勉強させてください。
<寺子屋講座の感想>
言われたこともちゃんとできてないのに、いろいろ質問してすみません。これからは考えて少しでもわかってから次の質問をしたいと思います。とにかく私は何もわかってません。緩むというのはどういうことで、緩むことで何が起きるのか?どうすると身体が変わるのかがわかってないのに、人を具合わるくさせることはできてしまって・・・前途多難です!
先生に教えていただいたスペシャルを母に試したら、手こずっていた腰痛が良くなり、今朝から母は元気に掃除機をかけまくり、いろんな仕事をすごい勢いでこなしているので、私はせっかく治ったのにまた痛くなるのでは・・・とやめさせようかとも思ったのですが、仕事ができずにストレスがたまっていたのか、すっかり調子がよさそうです。
また、先生に緩めていただいて私の頸椎のゴキっという音もしなくなりました。大椎周りにあった圧痛もすっかりなくなっていて、帰りの電車の中でまた考えこんでしまいました。どちらもせっかく教えていただいて、おどろいてる場合ではないのですが、やはりまずおどろいています。これからやってみながらじっくり考えます。ご指導ありがとうございました。
<全体を通じての感想>
今回、全体を通じて感じたのは、治療もサービスも人間関係も全部共通していて、
相手の状態や気持ちを推し量るってことが一番大切。
そのためには幅広い視野や経験が必要。ということです。
そして、私は、山﨑良斎先生のお言葉にもある「信念と誠意」を都合の良いように解釈して、
「信念と誠意」があればなんとかなるんじゃないかと思っていた節があるのですが、
やはり、現実はそんなに甘くないでしょうし、私の思っていた「信念と誠意」は日常生活レベルであって、治療家レベルではないということに気がつきました。
寄金先生がお話されていた、患者さんに対する言葉や態度の中には、ご自身への意識やこだわりがみじんもなく・・・。
あ、そっか。私は、よく見られたいとかいう「自分」への意識が強くて、見栄やこだわりがあるから自己表現できなくてそんな態度のままだと患者さんに対して、本当の「信念と誠意」を示していることにならないのか。ということに、ハタと気がつきました。
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10月のテーマは「観想と体質論(八面体質論をネタに)」という噂もあったのですが、以前も参加された事のある北海道からの熱心な先生方がいらっしゃるとの事で、その先生方からの要望を受けて、久しぶりに「身体論」をテーマに行う事になりました。手指から体軸までの鍛え方、そして治療にそれをどう生かすか、本屋さんは「いつも話している事ばかり」と言っていますが、多分、いつもそう言って違う話をしてきましたし、今回のテーマは「(散鍼から活法まで)使えるからだの作り方」みたいな事を北海道組に話しているみたいですから、またあらたな発見&があるはずです。人数が多いと指導が荒くなるので、例によって人数限定で……、と言われています。いつも多すぎるって怒られてるワタシです……。
参加御希望の方はいつものアドレスまでメールを下さい。
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