直伝講習会第13回 孤独な角を持て!
9月の第3日曜日は、過去数回直伝講習会をやってくださっている、佐渡の萩原先生プロデュースの、スペシャルイベントが用意されました。名付けて
「孤独な角を持て〜ITAN祭2012'」(笑)。
本屋さんによると、萩原先生が付けたこのタイトルは「祭」と「犀」(の角)をかけているそうです。
萩原先生が是非、皆さんにお話を聞かせたい人物として推薦されたのは、
山形県の酒田市で柔整師でありながら、柔整師の業務はせず、カイロをやっている守屋徹先生。
守屋先生のブログは< http://mchiro.exblog.jp/ >
この先生は、従来のありきたりのカイロの理論を盲信せず、実に懐疑的、反証的な臨床をされているそうです。佐渡の萩原先生曰く、「結果として山の登り口こそ違っていましたが、どうも近年は私や長谷川さんと目指しているところが近くなってしまい、ついにはお仲間のカイロの人たちからも、最近は段々と理解されにくくなりつつあるようです。何しろ勉強家です」
という面白そうな先生です。
萩原先生とは、2004年くらいからのお付き合いで、とても信頼しているそうです。パイオネックス生みの親である、長谷川先生の新しいツールも積極的に試治していらっしゃるみたいですし、カイロプラクティック関係の学会の世話人もされているとっても忙しい先生なのです。
「この守屋先生から一度、カイロとは何か、ということと、守屋先生ご自身のカイロに対する守・破・離といったものを実技を交えていただきながらながらお話いただきたいのです」
というのが、今回の萩原先生の申し出でした。守屋先生に打診してみた所、カイロ関係学術大会の一週間前にも関わらず、あり難い事に直伝講習会を快諾してくださいました。
内容は、
・守屋先生にカイロ関係の講話と実技指導。
・長谷川先生に最近の浜松医大や企業で開発していること(例えばヒアルロン酸で出来た皮膚内で溶けるソマセプト)の近況報告など。特に、井穴刺絡に使用する、”使い捨て鍼使用の三稜鍼”は大変注目をされているようで、先生もビックリする程の注文が殺到しているそうです。
・萩原先生による、「吸い玉芸」(吸角)。キャッチコピーは「アンプラグドで吸玉」。吸い玉には注意すべき守らなければならないポイントがいくつかありますが、それさえ押さえておけば吸い玉は臨床の強い味方になります。また火を使わない吸玉による推拿も少しやってくれる予定です。
・時間的余裕があれば、六然社主の講話or演芸。
日時は
9月16日(日曜日) 12時〜16時(開場11:40分)
場所は、「TKPスター貸会議室 根津」
東京都台東区池之端2-7-17 井門池之端ビル8F
< http://www.mapion.co.jp/m/35.71262222_139.76985_10/ >
守屋先生に関しては
「守屋カイロプラクティック・オフィスのブログ」< http://mchiro.exblog.jp/i0/ >
の他に、下記記事が参考になるかと思います。
< http://www.chiro-journal.com/column/aitai/06_moriya_baba/index.html >
長谷川先生の皮膚考学研究所は
< http://www.hifulabo.com/index.html >
萩原先生に関しては、おなじみの「反証的・鍼灸・手技・心理臨床」< http://sansetu.exblog.jp/ >以外に、「痛み、自律神経ラボ」< http://plp-psoma.jimdo.com/ >等も御参考に。
日本の大正から昭和初期に生まれた各種の療術や、現在「整体」と言われているものの殆どは、実はカイロやオステオパシーからの流れであったり、少なくとも日本発祥のものではなく、古(いにしえ)の西洋医学である可能性が非常に高い、というのは本屋さんが良く言う事ですが、手技療法に興味がある以上、その大きな流れである脊椎矯正の考え方やあり方に、さらにはそれを支える哲学について学んでおく事は非常に有意義だと思われます。皆様の御参加を御待ちしております。参加御希望の方は、こちらのアドレス までメールを下さい。普段寺子屋にて事前申込をされている先生方も、今回は定員のある会場の都合上、お手数ですがメールをお願い致します。
尚、10月からは、3回連続で、還元療法の実技を予定しております。