2月3月の寺子屋&うさぎ堂 講座
新しい年が始まりました。
1月の講座で配られた資料は、真言宗豊山派の暦と本屋さんの師匠筋の大僧正の御言葉のプリントを筆頭に、『五輪九字秘密釈』『五輪砕』絵図のカラーコピー、密教的身体観に関する論文、等等久々に(いつもか…)量質ともに多めでしたね。ここ最近は紙資源節約の為か両面コピーになる事が多いようですから、「読んどいて下さい」といつものように言ってましたが「みなさん読んでるんですかねえ(笑)」とも。特に『五輪九字秘密釈』に関しては、皆さん目を白黒させていましたが、素問の『金匱真言論』等との関連を聞かされてナルホドと頷いていた先生もいらっしゃいました。
また、特別に、五輪関係の巻物「便丈立儀秘伝口伝(雲母紙五メートル近くありました)」や、古医書が展示されみなさん興味深く覗いていましたね。一時流行った「虫」も原色でチラホラといらっしゃいましたね。そういえば『鍼聞書』レプリカはどうなったんでしょう??
毎年恒例の七妙グッズ(サプライズも数名にありました)とは別に、今回はカレー煎餅も振舞われ「あ、それは眠くなった時に食べる為のモノですからね、今日の話は眠くなるんで」と冗談ぽく言ってましたが、寺子屋で居眠りする強者は、過去に1人しかおりません(その先生は前の夜に本屋さん宅で朝まで大量にお酒を飲んでいて、本屋さんも◎ちゃんは寝てていいよって笑ってました。◎ちゃん先生曰く「本屋さんはなんで起きていられるんだろう??」)
W先生から感想を頂いていたので一部無断転載
1月の寺子屋の感想を。
やはり、新年の幕開けは「道心」講義ですよね。拝聴すると背筋がピッと伸びる気がします。
私思うに、これこそが寺子屋の醍醐味でありまして、
この講義を聴かずに「鍼灸やってます」って顔するはいかがなもの
無意識の部分にこういった哲学思想をインストールしておくと、
その妄想世界が現実リアルを浸食してきまして、
「関連妄想」を生み出す時がございます、はい。(笑)
で、その時に先人達が伝えてきた一端に触れたような気になって
「あぁ、鍼灸、勉強して良かったなぁ」などと思ったりします。
なので、このお年賀付き(感謝!)の新春寺子屋は外せる訳もなく、今年も堪能できました。
いまいちど自分を奮い立たせ、現状に居着かないよう
「鍼灸」の道を深く歩んでいきたいと思いました。
どうぞ、本年もよろしくお願いします。
こちらこそ宜しくお願い致します。お寺ならではこういう話、結構いいですね。
昨年は、お借りしているお寺が曹洞宗であるのと、本屋さんと縁のあった先代の御住職がいつも参拝者に唱和させていたという『修証義』についてやりましたが、修行について、「なにかいい事あるんじゃないか?、と思ってやること自体が間違っているんです。あ、六然寺子屋講座も同様です、何もいい事ありませんから!」って言い切ってましたが、密教的世界観と身体観との繋がりに触れられただけでも、「伝統」というものを考えるきっかけにはなったようです。
W先生も書いて下さっていますが、「1月の話だけ聞いてくれれば、あとはいいんだよね〜」って数年前に本屋さんが呟いたのをワタシは聞いた事がありまぷ。
でも、それだけでは、詰まりません。まだまだ隠れたノウハウが沢山湧き出る寺子屋講座です。数年前にやった「経絡・経穴講座」から大分メンバーも入れ替わりましたし、ここ最近は療術、主に手技療法がメインになってきていましたが、鍼灸寄りにシフトして欲しいって参加者の声もチラホラしているのも事実です。
そこで、2月の講座案内です。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント