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2013年3月

2013年3月28日 (木)

4月の寺子屋講座&別伝の予定

 今年の桜の咲き方はなんだかおかしくありませんか?

 樹木によってすごくムラがありました。
 まだ寒い3月の頭に割いてしまう桜もチラホラ。
 一気に温かくなって、予想を上回る早さで満開の週末に雨風が少し強く、これで散っちゃうかな?と思ったら、案外まだまだ見れたりして…。
 桜と言えば、卒業式、入学式、と年度替わりの季節とリンクして独特な風情がありますが、4月は、1月とはまた違った、なにか新しい季節の始まりって気持ちになります。
 さて、六然寺子屋講座も心機一転、4月からまた宜しくお願いします…という事で、数回シリーズでかねてから要望のあった「経絡経穴講座」を再び…っていう話もだいぶありましたから、やっとその気になったようです。「経絡経穴は古代妄想!」と言い放つ本屋さんが同じ口で「ツボにリアリティを持とう」とも言います。実際取穴をされるとシビレます(笑)。ですので今回やるとしたら取穴実技もコミで…って話になっております。
 でも、連続講座にすると、5月の第三日曜日が湯島聖堂で行われる鍼灸祭の為、お休みになっちゃいますから、「経絡経穴講座」は6月から(もしかしたら7月から)、ということにして、4月はとりあえず「中弛みで」(本屋さん談)「患者さんは何を知っているか?(知っている可能性があるか?)」というテーマで行うそうです。
 
 また4月からは、だいぶ以前やっていた形式の「前半座学後半動学」みたいなしっかり分けた感じにはしないものの、毎回ちょっとづつ、身体も動かそうか、ということも考えているようです。礼法の六法や、活法や、所謂鍛錬や、なにをやるかはきっちりは決めていないようですが、全体の時間の何割かは身体を使った実技をという形に今年度はなりそうです。で多分四月は「立つ座る(畳半畳ダイエット:笑)」からスタートかと…。
 忘れてました、3月の感想をば。3月恒例の身体作りでした。進歩がないので何年目だか数えたくないぐらい続けておりますが、一つの基本動作で実は今回初めて「腕の力を抜く」実感が湧きました。「あれ〜、なんでこんなに楽なの〜」と。いつも言われている脇、肋骨広げるのがしっかり分かる。これはですね、この動作を細分化できる頭ができたんだと気付きました!
 なんで分かったのかを思い起こせば、施術をしながらせっせと色んな所の力を抜くのをずっと試していたからです。発端は、13時間のフライトの翌日にいつも通り営業していたのですが、夜になって背中が板状になって来て、体中がしんどく、吐き気がしてきました。まぁ、休み明けだから混んでいたのもあります。患者さんの腕を緩める手技をしながら、なんとなく自分の背中を反らして揺れてみた所、お腹がガチガチに硬くてビリビリ内蔵痛がするわけです。「うひょーこれか!」と、このコリを取るべくユラユラ色んな角度にしてみると血行が回復して吐き気はおろか、からだがスッキリしてくるではありませんか。「なんだよぉ、こんな単純なことが不調の原因か」と、それ以来、力を抜く運動を施術中にしています。
 
 そんでもって、これをしていると何人続いても全然疲れない。食事をとる間もなくても疲れない。もちろん一日中一回も座ってないし、寝そべってもない。あ、おトイレで座りますね。実はコレでも体を弛緩させる術を覚えましたです(笑)。開業当日は4人で腰痛になりました。ベットが低過ぎると文句を言っていましたが、本屋さんは「体の使い方が悪いんだ」と一喝。確かにその後すぐに要領を得て腰痛はなくなりまして、今では人の施術をしながら自分の体をほぐす楽しみを実践中。不調は全部その日のうちに治っていきます。
 一日通しで施術をして体のどっかがきつくなることはなくなりまましたが、電源切れ、エネルギー切れというか眠くなります(笑)。最後の患者さんが終わった後にものすごい眠気が来ますね。そういった日は爽快な眠りを得て、翌日は非常に元気♪。「最近疲れなくなったよ。どこも痛くないし」と、本屋さんに言うと「当たり前だ、施術しててどっかがおかしくなるなんてのは体の使い方の問題なだけ」。これに関しましては、永遠に真理は一つ(笑)、なのでした。
 もひとつ、参加者から頂いた感想もちょっと無断引用。
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肩の細分化の実技中、先生に、
「ここ力要らない。こことここも。」
と、三角筋やその他2か所ほどを触って頂きました。

すると触れられた箇所の緊張が取れて、肩回しが俄然ラクに。

「あ、こうやるのか!出来た出来た!!」

と、勝手に会得した気分♪

ところが、その後自分で肩を回してみると、
やはり肩廻りの筋肉が緊張してしまいます。。。

・・・

気付きました。
「これ、俺が出来たんじゃ無いわ。。。(--;
『先生が触って緩めた』から、緩んだんだ。。。」
ということに。。。
肩廻り3か所で、『ものの2秒』程だったと思います。
これなら全身緩めるのに、3分でお釣りが来る。。。
自分、何十分かかって、しかも緩められない時もあるのに。。。_| ̄|〇

先生の凄さを、
わかっているつもりでまだずぇんずぇんわかっていないんだなぁと
実感しました(苦笑)

・・・とにかくまた今日から仕事頑張ります。
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 ということでワタシも頑張ります!
 それでは、4月(第三日曜日)の寺子屋参加御希望の方は、こちらのアドレス までメールにて御申込下さい。(聴講料は普段と同じです、前回御申込み済の方は4月17日位までに御入金下さると助かります)
※※※4月の別伝は、7日、14日、28日です。※※※

 うさぎ堂講座は上記、「人を治療しながら自分も治るユラユラ動作」です。あくまでもワタシの日々の治療パターンの中からのやり方であって、応用は各自が自分の治療スタイルに合わせてご検討下さい。ちなみにベットの高さは40㌢弱でして、ここでの施術の姿勢がポイントなのです♪

 今回からうさぎ堂講座もお申し込み制に致します。上記アドレスまでお申し込み下さいね。

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2013年3月 1日 (金)

3月「効かす手作り体作り」&別伝

2月の六然寺子屋講座「井穴刺絡の型の完成に向かって」は無事終了致しました。

当日は刺絡学会のH先生も来て下さり、サポートして下さいました。H先生ありがとうございました。

 もともと「体験する事よりも出来るようになる為に講座はあるべき」という主張の社主、稽古には型があった方が好いであろう、そしてその型には汎用性とある種の規範があるべきであろう…という事から始まった今回のエアー刺絡(笑)。

 観血刺絡へ至るまでの、いかに上手く出来るようになるかの下地作りとして、三稜針の当て方や井穴の搾り方などを、幾つかの口伝を伝えながらの講座でしたが、まずは社主の東洋医学的身体観、「何故手は火尅金なの?」「何故肺と大腸は繋がるの?」「何故心と小腸は繋がるの?」「そもそも井穴の構造って何?」といった事を前回1月の五輪九字秘密釈の世界観に立ち返りながら解説が有りました。鍼灸学校の先生達からは「古典に書いてあるから」とか「そういうことになっているからとにかく覚えて」とか「経験で」とか言う言葉で誤摩化されてしまうこういった事共をちゃんと「古代妄想」を参考にしつつも「こういう世界観で貴方の身体に働きかけますよ」と説明責任を果たすべき…、というのが、本屋さんがうるさく言ってきている事です。

 そして、実技に入りましたが、「これは井穴刺絡とは全く関係ない手技だけど、これをやっておくと井穴刺絡の効果がまったく違うし、鍼とかなくて井穴刺絡が出来ない時には、うまくやればその代用にもなるから…1分も掛からないから井穴刺絡やる前にやった方がいいよ」と言って、ある手技を全員に。一人一分かからないと言っても全員にやると30分は掛かります。それだけでも、「あれ、肩がすごく軽い!」とか「手の浮腫が取れた!」とかいう声が彼方此方から聞こえてきまぴた。

 肌上の空論にならないように、実践で検証が必要! と本屋さん、ほんとうは講座時間内で皮膚刺絡まで行くつもりだったようで、消毒道具やら吸角やらなども用意していましたが、あっというまに3時間半は過ぎ、あえなく時間切れとなってしまいました。

 でも、皆さん、幾つか自分なりの基準は出来たようですので、練習の方法論が分かったのではないでしょうか?

 今回の型造りでも「自分にも相手にも無理のない体勢と立ち位置を意識する」ようによく注意していましたが、このあたりも含めて、次回は個々数年恒例となりつつある3月の「効かす手作り体作り」です。学生時代から通ってくれていたある熱心な参加者が、「3年通って自分でやってきてやっと何たるかが分かってきた」そして「目標としているものが実はまだまだ遠いんだなあ」というのも仰っていましたが、なかなかどうして身体の事って奥が深いものです。

 というわけで、早3月になってしまいました。

 3月寺子屋「効かす手作り体作り」は、御彼岸に近い為、会場を普段のお寺ではなく、別伝会場で行います。

 午前中10時10分〜12時10分

 午後12時40分〜14時40分

 前回寺子屋で参加希望を募りましたが、「どちらでも」あるいは「両方」という方が多かったので、午前午後両方参加御希望の方は普段と同額、片方だけ御希望の方は普段の半額を3月13日迄をメドに御振込下さい、午後はかなり窮屈になるかと思いますので、普段別伝に御参加の方はやる事殆ど変わらないそうです(?)ので、隣の部屋が空いていれば、そちらで自主練、というのもアリだそうです。見取り稽古の稽古ってのもそういえばやったことありましたっけ? まあ混んでいれば混んでいるなりにやれる事を出してくるのが社主ですから。(別伝会場が不明な方はお手数ですが御連絡下さい)

 ※※※3月の別伝は、3日、10日、24日です。31日最終日は自主練ですので、御希望の方はT先生に御連絡下さい。4月は7日からを予定しております※※※

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