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2013年8月

2013年8月21日 (水)

9月の寺子屋は「効かす手作り・体造り」

 9月の寺子屋講座(第三日曜日の15日)は、いつものお寺が使えないので別伝会場で行います。時間も朝10時からです。テーマは「効かす手作り・体造り」

 午前10時10分〜12時: 手作り(唯掌論入門)
 12時〜12時半:  昼休み
 12時半〜14時半位: 五胴の体造り
8月寺子屋講座終了後に申し込みを受付けましたが、若干お席に余裕がございます。参加御希望の方は、こちらのアドレス までメールにて御申込下さい。
 10月&11月は当初、頸椎操作法を予定しておりましたが、活法講座に変更になりました。三活法から足活(陰陽・表裏)を予定しております。
※※※※※※※※※※※

 9月別伝は第1&第2&第4日曜日を予定しております。

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2013年8月16日 (金)

7月寺子屋の感想

7月の寺子屋の感想を、遅くなりましたが載せておきます。

まずはうさぎ堂講座から。この日は告知通り○っちゃんがお見えになりました。いつもより参加者が多いのはやはり○っちゃんのご指導を受けたいからに違いない・・・!、ということで、早々にワタシによる職権乱用(笑)が発動され、臀部の緩め方をテーマとさせて頂きました。他に聞きたい事があったかもしれない参加者の皆様、申し訳ありませんでした。が、ワタシの講座だからテーマもワタシが聞きたいもので、と。なんてワガママな(笑)。
○っちゃんにはその他にも不妊治療に応用できる仙骨のマッサージ方法を紹介してもらいました。とってもとってもソフトな刺激で男女共に使えます。刺激量の話しもして頂けたので、手技治療に慣れていない参加者にとっては考え方そのものが大きなヒントであったと思います。先日、他の勉強会で見てきた手技とのワタシなりの比較の感想も伝えさせて頂き、それに対しての○っちゃんの言葉に一緒に勉強会へ行ってきた面々は頷く事しきりでした。やっぱり百聞は一見に如かずです。
さて、寺子屋は3回連続の経絡経穴講座第二弾。やはりツボの話というよりは世界観の話が中心となりました。何度聞いても本屋さんの体を観る世界感は面白い。ファンタジーだとご本人は簡単に締めくくるのですが、その背景にある膨大な知識によって「なるほどなぁ、東洋医学って素晴らしい!!」と何度も騙される(笑)わけです。
そうそう。「体を観る世界感」と書いてて思い出しましたが、「体を診る世界感」と「みる」の字を変えて綴っておかねばならない事がありました。ワタシが2週間で4回程連続で診させてもらった患者さんの症状が一点だけ全く改善しないので、本屋さんに一度診て頂くことになりました。いくつかおっしゃる症状のうち、他は治療直後に改善し、次回もそのまま軽減してくるのですが、左腕の三里付近の自発痛だけは一向に取れない。何をしても取れない、しかも更に悪化してくるという状況に、久々にこりゃお手上げ状態だと本屋さんを頼ったわけです。
次の文章が患者さんからのメールです。
うさぎ先生

お世話になっております。

今、本屋さんの治療、終わりました。
すごいです。腕が痛くないのです。うれしい!

ご紹介頂き、本当にありがとうございました。
うさぎ先生のおかげです。

取り急ぎ、感動と感謝のご報告でした^ - ^

本屋さんには、しばらくお世話になるかもしれませんが、
うさぎ堂にも、また伺います。

今後とも、よろしくお願いいたします!

以上。
この文面からお分かりの通り、術者が違えば治るんだ、という事実です(涙)。
一向に改善しない左の手三里に手を焼いたワタシは「何か深いストレスありますか?改善しない何か」と、ストレス原因説で片付けようとしていました。このやり取りをした時に、実際に患者さんは現状を自分なりに分析して、溢れる涙が止まりませんでした。たまたま居合わせた隣のベッドに入っていた患者さんがお帰りの際に「日本の働き方って、心を壊すわよね。皆さん、色々と抱えてらっしゃるのよねぇ」と、しみじみ。
ここでコワイ(冷や汗!)と思うのは、もし本屋さんという存在が居なかったら、ワタシはストレス原因説で終わりにしていたはずなのです。そして、患者さんも「ストレスから来ている」と納得して、しばらく痛みと付き合う生活を送っていたはずです。他の治療方法も試したりされてきた方なので、これはもうストレス以外に無い、と思い込んでいたでしょう。ただ、ワタシの説明としては、単純にストレスというよりは、仕事の時間が長い事、パソコンに向かっている時の姿勢が悪い事、その際に緊張している精神状態が筋肉を必要以上に固めてしまって、左腕のソコにピンポイントで歪みを起こしているのだ、などと言って納得させていたでしょう。もしかしたら、世の中には、何かがそこに取り憑いているなどと言う輩も居たかもしれません。
しかし!!
主な原因は側湾(+頚椎周り)だったのです。○っちゃんあたりから、何を見落としてんだ!とお叱りの声が聞こえてきそうですが・・・。
本屋さんの治療が始まる時間、ちょうど空いていたので六然社で待機しておりましたワタシは、治療の始めの部分だけ、どうにかかぶって見させてもらうことができました。患者さんの背中を丁寧に軽く擦りながら、「あぁ、これだ。脊椎がこっちにいって、こっちにきてるでしょ。腰椎と骨盤の位置関係でこっちが上がってるから、こうして」とちょちょっと足に角度をつけて(本屋さんがいう「初期設定」手ヤツです)、先日寺子屋でやった手技の応用(たぶん…)が始まりました。数十秒…手応えが有ったのか、「これで多分イケルでしょう」とニヤリとする本屋さん(何が「イケる」のかは不明です…これをやってこういう反応があったから症状がとれそう、と言う意味なのか、原因の見立てが間違っていなそうだ、という意味なのか、手を当てたカラダの様々な反応からなんとかなりそうな範疇だとみてとったのか…まあ色々な意味があるのだろうと思います)。
と、ここまで。ワタシもこの段階で予約が入り急遽戻らざるを得なくなりました。これ以上は自分で考えろ、ということなのだろうと(涙)。しかしながら、軽度の側湾だからと左腕との結びつきを見なかったワタシの負けであります。確かに重度の側湾の方は左肩が痛くなって治療に見えます。そこから推察すると、そりゃあ腕まで来て当然じゃないかと合点が行くわけです。
まだまだ「体の見方」が分かっていない事件でした。この後も、もうお一人全く歯が立たず・・・の方が最近来ました。開業して5年経って、こういう事がなくなっていた時期に立て続けに起こることに、なにやらメッセージ性を感じます(笑)。治療家への道は長いぜぇ。
最後にオマケ。
本屋さん曰く「まぁ、年季が違うからねー。しょうがないよ」。
かっこいいですよねー(笑)。こんな風に言える日が来るのやら。
   
さて、今週末は「経絡経穴講座」の第3回目、一応三回で一区切りということでしたから、どんな話になるのか楽しみです。果たして今回の講座では最後まで経穴の話をしないですむのでしょうか?それとも最後で各論的にざっぱとやってしまうのでしょうか??(笑)
うさぎ堂講座も11時からございます。腕の揉み方をやろうと思っています。 
続いて告知です。
 9月の寺子屋講座は、いつものお寺が使えないので別伝会場で行います。時間も朝10時からです。テーマは「効かす手作り・体造り」
 午前10時〜12時: 手作り(唯掌論入門)
 12時〜12時半:  昼休み
 12時半〜14時半位: 五胴の体造り
8月寺子屋講座参加者の方には講座終了後に優先的に申し込みを受付けます(講座料はいつもと一緒です)。キャンセル待ちになる可能性もありますが、多分、若干お席に余裕がございます。参加御希望の方は、こちらのアドレス までメールにて御申込下さい

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