10月からの予定と 寺子屋感想〜3回連続講座を終えて
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あと、久々に別伝の感想を書かせていただきます。
特に面白かったのが手のひらを上に向けた(手の内を見せる?)合気上げでした。
腕の向きを変えることで、とくに上腕二頭筋や腕橈骨筋の状態が変わることで、普段どこに頼ってしまっているか、何が起こしたい結果の邪魔をしているかのヒントが得られる(ような気がしました)のが面白かったです。
また、「体の全体を協調させて同時に使う」ということをするときに、私は自分の身体の使い方を注意することに没頭してすぐ「引きこもって」しまいがちなのですが、自分の身体全体はもちろん、相手の身体全体も同時に動いていくようにしないと、思う効果が出せない、ということが体感できたように思います(……って、文章にしてしまうと実に当たり前なことの気がしてしまいますが)。
あと、四方投げの脈取りの指使いで相手の体に起きることが全然違う、ということも、その差を体感して、かなりの衝撃でした。
ああ、だから掌を作るのって大事なんだなあ……
ということも今さらながら痛感。基本の基本、基礎の基礎の細部が明暗を深く分けるものなんですね。
このあたり、自分の学ぶ姿勢が色々疎かにしているな、と反省しました。
学ぶ姿勢といえば、寺子屋の経絡経穴講座の第3回(8月)で最初のほうに、
「2回目まで出て3回目だけ出ていないのはちょっと危ない……」
という話をわざわざなさっていたのが気になっていたのですが、あれは……
6月 三陰三陽、なるべく身体そのものの在り方にそって観る
「昔の中国人のものの見方(妄想)がベースです」
まずは、そこにあるもの(身体)のありようを観る
→守
7月 中央(都城)-辺境、天-地というレイヤーを重ねて観る
「だけどそれはほんとかな?」(自己検証は大切です)
身体を他の世界観と繋げて観る
→破
8月 陰陽と五行を組み合わせて、身体に重ねて観る
「これは私の勝手な解釈の発表ですから」
自分なりに工夫して複数の世界観(レイヤー概念)を重ねて展開する
→離
……と三回合わせて、守破離のイメージだったからなのかな、と思いました(私の妄想かもしれませんが、それぞれの回の最後に練習する動きが「立つ」、「回る」、「歩く」(はじめの一歩)だったのも、
個別の経穴どうこう言って、こうすればこうなる、の「マヌアル」(by『そばもん』)を求める前に、基礎の基礎の基礎の世界観を持つための、肉練のような勉強をしたのか、
感想を書くたびに、シンプルに書こうとは思っているのですが、結局くどくなってしまいました。失礼しました。