9月の寺子屋 効かす手作り(唯掌論入門)体作り と10月以降の予定
8月の寺子屋講座は急な事がありまして、皆様にご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。急な変更で自主練になったにも関わらず、終わり間近に合流してみたら、ほぼ参加予定者のほぼ三分の二の方が参加してくれていました。
テクニカルアドバイザーを引き受けてくれた平均先生の平易な説明と実地指導のおかげで、「理解がしやすかった」との声も聞いております。ある意味、六然社主より丁寧な講義もあったようですから、もうお任せしてしまって、次に移ってしまいたいくらいなのですが、お休みの方もいらっしゃったので、そうもいきますまい。
ですので、10月に再度、臍活(陰活:収神術)を行います。時間的余裕があれば、臍活とは別に、筋腫や便秘などに対応する手技も織り交ぜられればと思っています。
三活法は、4回乃至5回で終わるはずが、当初の予定より長引いてしまいましたが、11月、12月に足活とそこに付随する幾つかの活法をやっていきましょう。
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六然寺子屋講座、9月の第三日曜日は御彼岸でいつものお寺が使えませんので、別伝会場で、手作り体作りを行います。
唯掌論ベースの「手作り」、そして伝統武術の鍛錬法に基づいた「体作り」、これも何年もやってきて、散鍼がちゃんと出来る人が育ちつつありますが、もっともっとそういう「動く手・使える手」の人が増えて欲しいと思っています。自分も動いて一緒にやりながら教えられるのも、あと10年位であろうと想像していますので、ある程度カリキュラムを考えています。散鍼を一つの目標に据えての手作り、これは10年以上のフィールドワークを経ていますが、多分、ちゃんと稽古していただければ、10回もレクチャーすれば、たいていの人はほぼ散鍼ができるようになるであろうと思っています。逆にいえば、ちんたら何年もやっていても出来ない人は出来ないままです。ある程度詰めて、鍛えれば誰でもできるようになるはずです。
ですので、9月の第三日曜日(18日)の講座は、散針習得に特化した講座のオリエンテーション的役割も担いたいと思っています。
こちらに関しましては、参加希望者は自己紹介を添えて、
こちら まで御連絡下さい。
さて、その前日の土曜日(17日)には、日本中医学会でシンポジストとして出席します。
シンポジウムのテーマは「中医鍼灸は市民権を得たのか」 というものです。
御時間ある方は覗いてみては如何でしょうか?
いつも言っていることですし、かつて、ちくま書房から『ツボに訊け』等という本を出しながらこんな事を申し上げるは憚られもするのですが、当方は、そもそも鍼灸そのものが「市民権」を得ていないと思っていますし、ただでさえ薄い層の鍼灸に流派概念を持ち込む事自体が不合理だと思っているので、話が噛み合うかどうか心配ですが、そこは、人徳ある浅川先生の采配でまあなんとかなるでしょう・・・と思っています。正直、一般論として、「鍼灸はアングラなもの」だと思っていますし、そしてそれで良いんだと思っているのですが、そういう風に認める鍼灸師はあまり多くないようですねえ。
さて、別伝と今後の予定についてです。
8月最終週は自主練でした。数名の方が参加して研鑽を積まれたようです。
9月は、4日、11日、25日を予定しております。
10月の第1日曜日は、福岡で行われる刺絡学会の講習会に講師として参加しますので、お休みです。別伝は、9日、23日、30日とやる予定でおります。
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