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2017年8月18日 (金)

8月からの予定

8月(20日)の寺子屋講座は、活熙術の基本と「佐素理」をやる予定にしておりますが、「佐素理」については、道歌と簡単な口伝解説を月刊『秘伝』9月号にて公開しておりますので、興味のある方はご参考下さい。編集部から当初、「手の内」特集で「唯掌論」を紹介したいという依頼があったので、創案者の長野仁先生を紹介しようとしたのですが、『秘伝』読者は鍼灸師がメインではないので……ということで、だったら「唯掌論」である必要もないと思ったのですが、どこから聞きつけたのかそこには編集部としてこだわりがあったようです。武術もそうですが、身体の動きって分解写真を見たって解るものではないので、あんまり意味ないと思うのですね。よしんば同じ形をトレース出来たとしても、時間軸が違えばやってることは全く異なってしまうので。ですので、あの記事を読んでも入出力の話は参考になるかと思いますが、「唯掌論」の事はほとんどわからないのではないかと思います。やはり宗家の長野先生が早く執筆してくれることを期待しています。


8月第四日曜日は午前中は別伝、午後は散鍼習得講座です。最近は平日関西から勉強に来られている熱心な方もいらっしゃり、さすがにそういう先生方は進歩が早いようです。すでに10回の講座で一定のレベルに達せられた先生方には束脩を返還しておりますが、今の所8割ちょいの方がほぼ習得といった感じで、惜しくもできなかった人はやっぱり練習が足りないな、という印象を持っております。一定の水準の散鍼のできる人を1000人位育てられればいいなあ、と思っております。
 当初は「顔への散針が使えるレベル」を一定の水準のベースに考えておりました。「美容鍼」と称してヘルレイザーみたいに顔に多量の鍼を刺すよりは、丁寧で気持ちよい散ずる鍼を施した方が、よほど患者さんの印象もいいようですので、すでに臨床に取り入れている先生もいらっしゃいますが、ここを基準にしてしまうと、束脩返還が難しい領域なので、この辺りは少しハードルを下げました。
 とはいえ、技術というのは習得してからがスタートですから、散鍼の臨床応用はそれぞれの先生方が工夫して行ってくれるのを祈るばかりです。まず気持ちのいいことが大切です。効かす手作り体作りが大事なのであって一定の方式を強要するような事は一切しておりませんので、あとの方法論ややり方はそれぞれのセンスでやってくださればいいのです。卒業者も出てきたので、新たにエントリーされたい方はこちらまで連絡下さい。
 9月の日曜日、3日、10日、17日は別伝、24日は午前中別伝で、午後は散鍼習得講座、10月は1日別伝、8日の第二日曜日に増林寺にて寺子屋講座をします。引き続き活熙術の基本に徹することにしましょう。第3の10月15日は伝統鍼灸学会に出展の為、お休みします(別伝会場での自主練は可能です)。第4の22日は午前中別伝午後は散針習得講座。第5の土日は合宿を予定しております。
 それでは引き続き精進致しましょう。
 

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