ハリムシ王子
行ってきまぴた(笑)。そう、鴻仁先生の京大での授賞式。う~ん、やっぱり行って良かったなぁ。鍼灸燃料タンクに相当給油されてきました(笑)。本当に素晴らしい会でしたよ、その後の懇親会も含め。ご両親、仲間の先生方、鴻仁先生を慕っている学生達が駆けつけ、受賞後は記念にと写真撮影会がしばらく続いていました。ばーば先生からのプレゼントの花束を持ってずっと被写体になっている鴻仁先生はアイドル並みの人気でした(笑)。
「ハリムシ王子」とは受賞者紹介で使われた言葉です(笑)。高校を卒業後、すぐに明治鍼灸大学に入学して、ずっと鍼灸業界を歩み続けておられる「王道を行く」なのでプリンス(王子)、それから最近の研究テーマである「ハラノムシ」に引っ掛けて、ハリムシ王子。会場からドッと笑いが起こりましたですよ(笑)。
在野で活躍する人間の優れた研究に対して与えられる《人文科学研究協会賞》ですが、鴻仁先生の受賞理由は、古医書の研究と、それを臨床に実際に結び付けている点が高く評価されたとのことでした。見た事がある方も多いと思いますが、鴻仁先生作、自分史《活動マップ》にあるように、ワタシの感覚では「鍼灸師」で「研究者」の鴻仁先生なのですが、主宰側は「とある鍼灸師がいてね、仕事の傍らやけに熱心に追い求めている医学史がさ、実は歴史的発見の連続で、出てくる出てくる過去の遺産、こりゃすごいぞってことで、ここらで一度称えておこう!」的な感覚でした。
東洋医学関係での受賞者は過去に、小曽戸丈夫先生・浜田善利先生、宗田一先生らがあったそうです。振り返れば、鴻仁先生が23歳の頃、宗田先生に武田薬品の杏雨書屋へ連れて行ってもらったのが、本格的に古典に傾倒し、古典ハンターに化していくきっかけだったそうです。「学生だったこいつが、ここまで育つとは・・・」と某先生は本当に嬉しそうでした。「よく、ここまで育ってくれた」と懇親会で肩を叩きながら、何度も何度も繰り返されていました。
講演の内容は、ハラノムシ研究に行き着くくだりから、実際にハラノムシの図を解説したりと、一般の聴講者でも分かりやすい内容でまとめていました。現時点でハラノムシの絵本は三部作ありますが、幼児、子供、大人、と各年代別に楽しめる構成になっているとも言えるとのことです。来春には『針聞書』完全復刻版が出ますし。これは鍼灸師用=専門家用とでも言いましょうかね。九州国立博物館の担当の方、フレーベル館の編集担当の方も駆け付けていました。鍼灸関係の取材も数件来ていました。京大の話では、こんなに賑やかな授賞式は初めてだそうですよ。しかも、受賞講演も初の事だったらしく、鴻仁先生も驚いていました。
講演後、鴻仁先生は京大のお祝いの席に行かれましたが、我々が帰るわけもなく(笑)、近所のお店で先に宴げを繰り広げておりました。先生が到着されるまでに、一通り出来上がってきた面々は、ばーば先生の音頭で自己紹介へ突入。と言っても、殆ど皆知り合いなんですけど、これが毎回オモシロイ(笑)。8時頃、ようやく主賓の登場! ここでもまた撮影会(笑)。すごいフラッシュの量で、みんながカメラを構える中、それぞれが隣に入って記念撮影の嵐。みなさん鴻仁先生の受賞を心から喜んでおりまぴたですよ。
その後、先生へお祝いの言葉を贈る会へと発展。「鍼灸界にとっての希望の光と、若い鍼灸師にレールを轢いてくれたことに本当に感謝します、有難う」というのがゴルゴ先生の言葉。ジーン、と来ました。その次の奥様ばーば先生の言葉で更にジ~ン。一気に感涙モードへと会場が傾きました。鴻仁先生の強力な助っ人からも「先生のお陰で和方という素晴らしい仲間に出会えた、人生を豊にしてくれたことに感謝します」などと仰るものだから、さらにさらに「うんうん。同感だ」と涙ぐむ面々。そして、本屋さんは何を言うのか・・・、期待が高まる中「この1年ぐらいずっと気になっている事がある・・・。先生の目の周囲のコレステロール班! オフィシャルドリンクコーラもいいけど、そろそろ身体の事を考えて。サッポロポテトもホドホドにしてね」と笑いを起こしつつも、愛情ある言葉を贈っていました。
和方を支える面々がどれだけ鴻仁先生を大切にしているのかが伺えた1日でありました。冷酒片手にほろ酔い気分のワタシでしたが、和方の面々にも酔っちゃいましたね。みんな温かいな~。あの場に居合わせた誰もが、「和方と出会えてよかった、ニコイチありがとうっ」と思っていたはず。つまらない学校鍼灸で潰されそうな中、ニコイチに出会えて「鍼灸って面白いんだ、自分も勉強しなきゃ」って思えた人達は少なくないみたいで、「このやり方についてこい」って信者を増やすんじゃなくて、「自分の頭で考えよう、その為に本も読め、人にも会いに行け」ってのがニコイチのスタンスですから、遠い距離を顧みず遠くからやってくる人達は、みんな「頼りになるもの」を求めてるんじゃなくて、しっかりし自分の足で立っている人ばかり。余談ですが、高知のレベル3も「田舎では鍼灸師のクセに『針聞書』を「シンブンショ」と読んだ奴がいた。こんな状況を打破するべく、『針聞書』を推し進める!」と言っていました(笑)。こういう支え方も頼もしいですね。この場に居合わせなかった事を悔しく思った貴方。大丈夫、まだ機会はあります!逃さないよう、早めにお申し込み下さいね。↓、仕切っているのは、ばーば先生で~す。
【祝賀会&長野仁先生独演会in大阪のご案内】
長野仁先生の「腹の虫シリーズ」出版と京都大学・人文科学研究賞・受賞を祝して立食パーティ形式で「祝賀会&長野仁先生独演会in大阪」を開催させて頂きます。
来年は「針聞書」(九州国立博物館所蔵)が生まれて440年目の年。そして440年を経た今「針聞書」が完全復刻版として蘇ります。祝賀会では「針聞書」を現代に蘇らせた長野仁先生にマイクをお預けします。440年前にタイムスリップし 「腹の虫」と「針治療」と「病気(虫)退治」にまつわるエピーソードなど2時間たっぷりお喋りしていただきます。
当日は長野仁先生秘蔵の書籍オークションやサプライズゲストも・・・。どうぞお楽しみに。参加資格は問いませんので一般の皆様も遠慮なくお申し込み下さいませ。
大変申し訳ございませんが立食パーティですので当日に人数を増やすことは不可能です。食事無しでの入場もお断り致します。予めご了承のほどお願い申しげます。
お申込みは、先着順で受付けさせて頂きます。立食パーティの定員は120名様です。 当日受付は致しません。参加御希望の皆様はお早い目にお申し込みをお願い申し上げます。
記念撮影は結構ですが、長野仁先生独演会の録音・ビデオ撮影等は一切お断り致します。
【日 程】平成20年4月27日(日)
【会 場】ホテルクライトン新大阪
大阪市淀川区西中島2-13-32 電話06-6885-1211
【定 員】120名(お申込みは、先着順で受付けさせて頂きます)
【時 間】夕方4時00分開演(立食パーティは約2時間を予定)
【参加費】八千円(税込) 本日10月30日より受付を開始させていただきます。ご参加ご希望の方は、下記のメール・FAX・電話番号へお申し込み下さい。尚、お申し込みの際は、お名前・お電話番号・ご住所をお知らせ願います。
【お申し込み先 】メール・kouenkai アットマーク barba-sachiko.info(講演会@ばーばさちこ.インフォ)
FAX・06-6302-0991
電話番号・06-6390-4722
新城針灸治療院
大阪市淀川区西中島4-8-5
祝賀会参加費の郵便振替口座
平成20年3月31月までにお振り込みをお願い申し上げます。
【口座番号】00940-5-183572
【加入者名】ばーば佐智子
お申し込み確認後、参加費の振込口座をお知らせさせて頂きます。祝賀会のため領収書は発行致しません。何卒ご容赦のほどお願い申し上げます。
和方鍼灸友の会☆後方広告部隊(笑)
ばーば佐智子